2007 Fiscal Year Annual Research Report
「まちの保健室」のEvidence-based実践への後方支援ネットワークの形成
Project/Area Number |
17209072
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
南 裕子 University of Hyogo, 地域ケア開発研究所, 教授 (70094753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神崎 初美 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 准教授 (80295774)
岡本 玲子 岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (60269850)
大野 かおり 園田女子学園, 人間健康学部, 教授 (20300361)
片山 貴文 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60268068)
神原 咲子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 講師 (90438268)
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Keywords | まちの保健室 / Evidence-based / ネットワーク / Web / 地域看護 |
Research Abstract |
立ち上げ運営支援班では、兵庫県看護協会「まちの保健室」ボランティア看護師(以後、「ボNs」と呼ぶ)やその委員へのヒアリングを繰り返し、データを集積し、まちの保健室の立ち上げ運営支援マニュアルを作成した。 相談技術開発班では、がん専門看護師によるがん患者へのフォーカスグループインタビューを企画し、がん療養相談技術カテゴリーを作成した。また、専門家による口腔ケア支援のモデルを作成した。 認知症班では、早期認知症高齢者の早期発見、相談支援の開発に関する研究として一般市民を対象とした質問紙調査結果を学会発表した。 女性の健康班では、相談機能において後方支援に期待される機能を明らかにするために、ボNsへのインタビューを実施し、結果を基に相談の実態及び困難を支援できるマニュアルを作成した。 教育・研修会班では、ボNsに対して研修会を実施した結果の分析作業を実施した。参加ボNsへのアンケートからは研修会の有効性や兵庫県全土のボNs相互の交流が活動や学習の動機付けになる事が確認できた。また、参加住民へのアンケート結果により現在のまちの保健室活動の評価ができた。 Web班は、ボNsの後方支援を目的としたQandA形式のWebサイトと携帯サイトを開発し、公開にむけて最終調整中である。平成18年度129拠点で実施された活動実績報告と教育・研修会班が実施したボランティア看護師へのアンケート・座談会から抽出した質問集に、班で作成した回答を加えWeb上に反映させる作業をしている。完成後には、ボNsが簡単に利用できる仕組みとする予定である。 類型化班:これまでのまちの保健室に関する35文献の文献検討を実施し、本研究結果を加えたまちの保健室の類型化を実施している。
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