2005 Fiscal Year Annual Research Report
13〜14世紀海上貿易からみた琉球国成立要因の実証的研究-中国福建省を中心に-
Project/Area Number |
17251007
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
木下 尚子 熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小畑 弘己 熊本大学, 文学部, 助教授 (80274679)
伊藤 正彦 熊本大学, 文学部, 助教授 (50253711)
大田 由紀夫 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (20295231)
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Keywords | 福建省 / 粗製白磁 / 13〜14世紀 / 琉球国成立 / 連江浦口窯 / 貿易陶磁 / 宋 / 元 |
Research Abstract |
1.研究会の開催:2005年6月12日、熊本大学文学部において研究会を開催した。出席者は研究協力者を含めて9名。共同研究の目的、実施方法などについて意見を交換した。 2.中国側との打ち合わせ:2005年7月26日、福建省博物院において、中国側研究協力者の栗建安、謝必震氏と木下が今後の研究計画等について打ち合わせをした。 3.勉強会の開催:2005年8月7日、福岡市埋蔵文化財センターにおいて勉強会をおこなう。発表者は田中克子氏、大田由紀夫氏。参加者7名。9月の中国行きについて打ち合わせをした。 4.福建省における会議:2005年9月8日、福建省博物院において全体会議をひらく。双方で今後の研究方針、方法について話し合った。参加者16名(日本側6名、中国側8名) 5.福建省における調査等(2005年9月9日、9月10日):文献班は、福建師範大学附属図書館、福州市博物館において漢籍史料(地方志・族譜など)と福州史関連史料の所蔵状況を調査、琉球関係史料に関して謝必震氏と意見交換をした。考古班は、福建博物院所蔵資料を調査した。連江浦口窯(浦口中学校、西山頂)、〓清義窯、〓侯鴻尾窯(前窯、后窯)、〓侯碗窯山、南平茶洋窯、連江定海出土の採集品を見、一部の図面をとる。連江県浦口窯で窯跡を踏査。浦口窯を踏査し、連江県博物館(駱明勇館長)で遺物の記録(写真撮影)を行った。 6.協議書の批准:9月28日、熊本大学文学部長森正人による署名、10月9日、福建博物院長楊〓による署名を完了。 7.2006年度の謝必震氏来日時の準備:東京大学東洋文化研究所との打ち合わせ。 8.2005年度中国側調査結果の確認、2006年度の打ち合わせ:2006年3月14日、15日木下が福州に行き、今年度の作業を確認、来年度の計画を検討した。 9.年度報告書の作成:今年度の活動記録、成果をまとめる。140頁。
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Research Products
(6 results)