2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17251015
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
津上 誠 東北学院大学, 教養学部, 助教授 (10212052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内堀 基光 放送大学, 教養学部, 教授 (30126726)
石川 登 京都大学, 東南アジア研究所, 助教授 (50273503)
祖田 亮次 北海道大学, 大学院文学研究科, 助教授 (30325138)
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Keywords | 国際研究者交流 / マレーシア:インドネシア / 文化人類学 / 民族誌 / 宗教学 / 安全 / 安心 / 災害 / 自然災害 |
Research Abstract |
1.各担当社会における調査 津上はそれぞれ短期ではあったが合計3回(9月上旬、10月中旬、3月後半)サラワクのバルイ川上流域におけるカヤン系諸社会のリロケーションと自然災害観を調査した。内堀は7月末にサラワク入りし、ボルネオ研究協議会(BRC=Borneo Research Council)研究大会(於IEAS=マレーシア・サラワク大学東アジア研究所)にて情報交換の後、タタウ川流域ブキタン人の自然災害観について調査を行った。祖田は7月末にサラワク入りし、BRC研究大会にて情報交換を行った後、8月下旬にかけてレジャン川およびルパル川流域イバン社会の自然災害観(特に河岸浸食に関する)調査を行った。また、別財源による調査に付随しての簡略なものではあったが、祖田は10月下旬から11月上旬にかけ、さらに石川と祖田は3月後半に、クムナ川流域住民の自然災害認識について、聞き取り調査を行うことができた。 2.研究協力者(海外共同研究者)Jayl Langugb氏からの情報提供 7月末から10月中旬にかけ、内堀、祖田、津上はたびたびクチンに滞在しJayl Langub氏からボルネオ先住民の言語・文化に関する専門的知識と調査研究活動に関するアドバイスの提供を受けた。 3.Chin博士招聘 6月上旬には、本調査研究のマレーシア・サラワク州におけるカウンターパートたるIEAS所長James Chin博士を招聘し、AA研および京都大学東南アジア研究所にて、ボルネオ島諸社会研究の動向を巡る講演会を開催した。 4.その他:4月と7月には東京外国語大学AA研にて同研究員ピーター・ケディット氏(元サラワク博物館長)を交えての研究打合会を開催した。
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Research Products
(5 results)