2006 Fiscal Year Annual Research Report
保存を前提とした歴史的建造物の活用に関する研究-現代社会に適合した多様な再利用の手法に関する研究-
Project/Area Number |
17254003
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
斎藤 英俊 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (30271589)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 健一郎 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (30144215)
三宅 理一 慶應義塾大学, 大学院政策メディア研究科, 教授 (70157618)
木村 勉 長岡造形大学, 造形学部, 教授 (60280608)
稲葉 信子 東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 室長 (20356273)
宗田 好史 京都府立大学, 人間環境学部, 助教授 (70254323)
|
Keywords | ヨーロッパ / 歴史的建造物 / 文化財 / 文化遺産 / 保存・活用 / 産業遺産 / 近代建築 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
平成18年度は下記の調査・研究・成果発表を行った。 1.5月に研究代表者・分担者・協力者8名による研究会を東京において開催し、平成17年度の研究成果の発表、18年度の研究体制、調査研究計画の策定を行った。 2.9月に研究協力者1名が、保存問題が検討されている神戸市水道局所管の千苅水源地水道施設の現地調査および資料収集と写真撮影を行った。 3.12-1月の間、日高が、イタリア・ローマ市においてイタリア国内の文化遺産の活用状況に関する資料収集を行った。 4.1月に木村ほか研究協力者2名で、ドイツのルール工業地帯にある関税同盟炭鉱第十二縦坑施設、デュイスブルグ景観公園(旧マイダーリッヒ製鉄所)デュイスブルグ内陸港の再開発事業、関税同盟炭鉱第二/四坑など、産業遺産を保存しながら活用している事例の調査および資料収集と写真撮影を行った。 5.1月に木村(別途予算)ほか研究協力者2名で、秋田県小坂町に所在する小坂鉱山施設およびその関連施設を調査し、それらの保存状況と公開・活用に関する調査および資料収集と写真撮影を行った。 6.2-3月に斎藤、宗田、稲葉(別途予算)ほか研究協力者1名で、スペイン・バルセロナ市郊外タサラ市の織物工場関係施設の活用事例、イタリア・トリノ市の自動車メーカー本社ビル、縫製工場の活用事例、ジェノバ市歴史的港湾施設の活用事例などの調査および資料収集と写真撮影を行った。 7.3月に三宅が、イタリア・ジェノバ市の上記調査に参加した後、フランス・パルトーネ市、サン・トロペ市、サン・ナゼール市、ゲランド市、レンヌ市等において、産業遺産、歴史地区の保存と活用に関する事例調査および資料収集と写真撮影を行った。
|