2007 Fiscal Year Annual Research Report
保存を前提とした歴史的建造物の活用に関する研究-現代社会に適合した多様な再利用の手法に関する研究-
Project/Area Number |
17254003
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
斎藤 英俊 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30271589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 健一郎 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30144215)
三宅 理一 慶応義塾大学, 大学院・政策メディア研究, 教授 (70157618)
木村 勉 長岡造形大学, 造形学部, 教授 (60280608)
稲葉 信子 東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 室長 (20356273)
宗田 好史 京都府立大学, 人間環境学部, 准教授 (70254323)
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Keywords | ヨーロッパ / 歴史的建造物 / 文化財 / 文化遺産 / 保存・活用 / 産業遺産 / 近代建築 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
平成19年度は下記の調査・研究・成果発表をおこなった。 1.6月に研究代表者・分担者・協力者による研究会を東京において開催し、平成18年度の研究成果の発表、19年度の研究体制、調査研究計画の策定をおこなった。 2.7-8月に宗田が、イタリア・ローマにおいてイタリア国内の文化遺産の活用状況に関する資料収集をおこなった。 3.9月に研究協力者1名がチェコ・プラハで開催された産業遺産の保存活用に関する国際シンポジウムに参加、現地の産業遺産保存について事例調査と資料收集をおこなった。 4.9月-10月に斎藤、稲葉、ほか研究協力者3名で、ドイツ・ベルリンのハンブルグ駅を転用したベルリン現代美術館、ドイツ連邦議会議事堂等の活用事例の調査と、コトブス、ヴィルダウなどの旧機関車工場を転用した専門学校等の旧東ドイツ地域の産業遺産を中心とした文化財の保存と活用事例の調査と資料収集、関係者へのヒアリングをおこなった。 5.10月に斎藤、三宅、鳥海、ほか研究協力者1名で、フランス・エクスアンプロバンスのマッチ工場を転用した図書館、マルセイユのタバコ工場を転用した文化財研究所、パリの圧縮工場を転用した大学施設などの活用事例の調査と資料收集、関係者へのヒアリングをおこなった。 6.3月にフランスから専門家2名を招へいし、京都、美山、舞鶴、富岡、東京都内の歴史的建造物の保存、活用事例を調査し、現地関係者とも意見交換をおこなった。 7.3月に慶応大学三田キャンパスにおいて研究会「フランスに於ける文化財建造物の保存・活用と防災-消防法規との技術」を開催した
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