2005 Fiscal Year Annual Research Report
超高速フォトニック・ネットワークの構成方式に関する研究
Project/Area Number |
17300010
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堀口 進 東北大学, 大学院・情報科学研究料, 教授 (60143012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 広明 東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (40205480)
姜 暁鴻 東北大学, 大学院・情報科学研究料, 助教授 (00345654)
福士 将 東北大学, 大学院・情報科学研究料, 助手 (50345659)
山森 一人 宮崎大学, 工学部, 助教授 (50293395)
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Keywords | 光クロスコネクト・スイッチ / 再帰構造型多段結合型スイッチ / フォトニック・ネットワーク / セルフルーティング / スイッチ分散制御 / 3次元構造化 |
Research Abstract |
近年のIPネットワーク性能は、飛躍的な高速・広帯域化を実現したが刻一刻と増大する膨大な通信要求量のため電子的スイッチによるパケット処理の限界が見えてきており次世代高速ネットワークの実現が望まれている。本研究では光デバイスを用いた大規模フォトニック・スイッチ構成方式や光バースト信号によるオプティカル・バースト・スイッチ(OBS)とそれを用いた超高速オプティカル・ネットワーク構成方式の確立を目指している。 今年度は、光クロスコネクト・スイッチとして再帰構造型多段結合型フォトニック・スイッチ方式やルーティング制御方式を含めた大規模フォトニック・ネットワークについて研究を行ってきた。その結果、RN再帰構造型多段結合型フォトニック・スイッチ方式はセルフルーティングが可能で大規模化に適しているが、大規模化によるスイッチ部分でのクロストークの問題があることが分かった。そこで、大規模化を考えたバンヤン再帰構造型多段結合型スイッチ方式を考案し、その構成方式の詳細な解析モデルを提案しシミュレーションと理論解析によって有効性を明らかにした。また、RN再帰構造型多段結合型フォトニック・スイッチ方式の大規模化について検討し、一般化再帰構造型多段結合型GRN(Generalized RN)への拡張を行い、性能解析などの理論的な検討を行った。その結果、大規模化に伴う問題であるスイッチ損失やクロストークは他のスィッチネットワークより小さく出来ること、スイッチ分散制御および実装方式が容易であることを示した。更に、スイッチ段数によるブロック率とスイッチ損失の性能解析を行い、複数の多段結合型フォトニック・スイッチ方式を3次元構造化することによりでクロストークフリーになることを明らかにした。
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Research Products
(7 results)