2006 Fiscal Year Annual Research Report
細粒度セル方式リコンフィギャラブルシステム技術に関する研究
Project/Area Number |
17300021
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
末吉 敏則 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授 (00117136)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久我 守弘 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 助教授 (80243989)
|
Keywords | リコンフィギャラブルシステム / 細粒度セル / システムLSI / FPGA / リアルタイムOS |
Research Abstract |
研究計画に基き,以下の研究項目について実施した. (1)細粒度セル方式リコンフィギャラブルエンジンIPの研究(主担当:末吉) 細粒度セル方式でも,ルックアップテーブルでなくメモリと1ビットALUの組み合わせを採用し,メモリのI/O毎に1ビットALUを持たせて並列度を上げることでトータルスループットを向上させるリコンフィギャラブルエンジンについて検討し,処理アルゴリズムの開発ならびに性能見積りを行った.Video/Audioコーデック等における基本演算のアルゴリズムの検討と評価,1ビットALUとメモリとの相互結合網の検討と評価,方式シミュレータの開発,実アプリケーションにおける評価を行った. (2)動的リコンフィギャラブルシステムの洗練化(主担当:久我) 動的リコンフィギャラブルシステムの利便性をさらに高めるため,アプリケーションのハードウェアおよびソフトウェアによる実装形態をユーザに意識させることなく,実行時に新規の機能を取得,実装することが可能なダイナミック機能ローディング機構を検討し評価した.これにより,様々なアプリケーションに必要な機能をソフトウェアあるいはハードウェアという実装形態に囚われることなく,用途に応じて動的にシステムに追加し,実行することが可能となった. (3)リコンフィギャラブルシステム向け設計ツールの研究(主担当:久我) リコンフィギャラブルシステムでは,アプリケーションの処理内容に合わせてハードウェア構成を最適化するため,システムレベルの仕様記述による高位合成を前提とするハードウェア/ソフトウェア・コデザイン環境について検討した.また,ハードウェアで実行すべき処理を抽出する際に,リコンフィギャラブルロジックを有効に利用できるように実装する論理資源に見合った演算粒度を抽出するためのコンパイル技術について検討した.
|
Research Products
(6 results)