2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17300050
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
北村 泰彦 関西学院大学, 理工学部, 教授 (00204917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 典子 関西学院大学, 理工学部, 助教授 (50368453)
小林 一樹 関西学院大学, 理工学研究科, 博士研究員 (00434895)
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Keywords | 三次元仮想空間 / WEb情報統合 / キャラクタエージェント / Semantic Web / ナビゲーション / アピアランス |
Research Abstract |
昨年度構築した三次元仮想空間プラットフォームVKSC(Virtual Kobe Sanda Campus)をベースとしてWeb情報統合システムの構築を進めた.VKSCは関西学院大学神戸三田キャンパスを三次元仮想空間として実現したもので,その上でキャラクタエージェントを用いてキャンパス案内をすることが可能である.またキャンパスの様子はインターネット上のWeb情報と関連付けられており,その変化に応じて,天候やキャンパスの様子が変化する.本年度はさらにその高度化にむけて以下の課題に取り組んだ. (1)VR空間とSemantic Web情報との関連付け これまではwrapper技術を用いることでHT肌で書かれたWebページからVKSC関連情報を抽出し,それとVKSCとを直接関連付けていた.今年度はWeb情報源と仮想空間の関係を記述するXMLベースのシナリオ言語と,それを解釈処理するシステムを開発した.またSemantic Webで書かれた情報をキャラクタエージェントが対話的に説明するシステムを開発した. (2)リアクティブナビゲーション機能の開発 キャラクタエージェントが仮想空間内をガイドする機能について研究を進めた.利用者とエージェント間の認知距離に着目し,利用者の動きに対してどのようなナビゲーションが適切であるのかについて研究した.また,ナビゲーション中におけるエージェントとのインタラクションの観点から,エージェントとの文字対話の認知的効果についても研究を進めた. (3)三次元仮想空間とキャラクタのアピアランス 三次元仮想空間のリアリティを高める研究として,VKSCやキャラクタのアピアランスに関する研究を進めた.天候や時間に応じた背景の変化,モーションキャプチャ技術を用いたキャラクタの自然なふるまい,ユーザとの親近感を高めるためのキャラクタの表情などに関して研究を進めた.
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Research Products
(6 results)