2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17300050
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
北村 泰彦 Kwansei Gakuin University, 理工学部, 教授 (00204917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 典子 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50368453)
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Keywords | 三次元仮想空間 / Web情報統合 / 擬人化エージェント / Semantic Web / Semantic Wiki / マルチモーダルインタフェース |
Research Abstract |
これまで構築した三次元仮想空間プラットフォームVKSC(Virtual Kobe Sanda Campus)上でのWeb情報統合システムの高度化と評価に関する研究を行った. 1. 三次元仮想空間とSemantic Web情報との関連付け 三次元仮想空間とWeb情報の関連付けはこれまで,wrapperを用いてHTMLにより書かれたWebページから情報を抽出するという半自動的な手法を用いていた.今年度は関連情報をRDFなどのSemantic Web記述言語で記述し,それを関連付ける手法を開発した.このためにRDF情報を容易に記述するためのSemantic Wikiシステムを開発した.またRDF情報を自然言語で検索を行う手法も開発した.これにより仮想空間上の擬人化エージェントと自然言語のやり取りでWeb情報を検索することが可能になる. 2. 擬人化エージェントの説明機能 三次元仮想空間上の擬人化エージェントがWeb情報をユーザに効果的に説明できることは重要である.今年度はバーバルとノンバーバルインタフェースの観点から効果的な説明機能に関する研究を進めた.バーバルインタフェースに関しては,効果的な説明を人間が教授し,擬人化エージェントが学習するというWizard of Oz法に基づく手法を開発した.またノンバーバルインタフェースに関しては,タイプ速度が表現可能な話速可変チャットを開発し,引き込みの観点からその効果を評価した.さらに,複数のエージェントが説明の効果にどのような影響を与えるのかを,人間の社会的関係の議論するバランス理論の観点から評価を行った.
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Research Products
(13 results)