2005 Fiscal Year Annual Research Report
テレビ・コンテンツ分析の情報記号論的研究とハイパーメディア型事典の作成
Project/Area Number |
17300080
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 英敬 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉見 俊哉 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40201040)
水越 伸 東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (60219623)
増澤 洋一 作新学院大学, 経営学部, 助教授 (00348088)
水島 久光 東海大学, 文学部, 助教授 (30366075)
|
Keywords | 情報学 / 記号論 / 記号学 / メディア論 / コンテンツ分析 / テレビ研究 / アーカイヴ学 / 百科事典 |
Research Abstract |
「テレビ・コンテンツ分析の情報記号論」研究グループを組織した。 1)「基礎理論研究」班(責任者:石田英敬・吉見俊哉): 情報記号論の知識の構造化、テレビ・コンテンツ分析の知見の体系化、テレビ分析のための理論百科事典項目の作成のために「基礎理論研究」班を組織しテレビ・コンテンツ分析のための「情報記号論」の基礎理論項目の選定と、その体系化の原則の作成作業は、テレビ記号論の知見のコーパス化を行い、理論百科事典の項目体系とカテゴリ階層を分析しマッビングする研究を実施した。 2)「システム開発」班(責任者:増澤洋一): 上記の「テレビ分析の知恵の樹」システムの開発を行うために「システム開発班」を組織した。現在の試作版はEastGate社の Tinderbox3.3を使用し、既成の関連ソフトを組み合わせることで、研究コラボレーションシステム環境を試作する作業を行った。 3)「番組分析研究」班(責任者:水越伸・水島久光): テレビ・コンテンツ分析のための、データ・アーカイヴの作成と番組分析のフレーム作成のために、「番組分析研究」班を組織し、市販の番組ソフトの収集とデータ・ベースの作成、放送番組のストレージ、協力関係にあるテレビ局からの提供資料のデータベース化を行った。さらに、主要番組ジャンルに対して、「ドラマ」、「スボーツ」 、「ニュース」などジャンル別にテーマ化して、定例の分析研究会を組織した。 4)研究交流班(責任者:石田英敬): 学際的な研究リエゾンのために「研究交流」班を、石田を責任者に組織し、2005年7月13日に東京大学で開催された国際シンボジウム「百科全書解体」において「テレビ分析の知恵の樹」を発表、2005年12月17-19日には、ベルナール・スティグレールIRCAM 所長を招聘して国際シンポジウム「ハイパー産業時代に立ち向かう哲学」を開催、テレビ・メディア分析の今日的意義をテーマに討議した。
|
Research Products
(7 results)