2005 Fiscal Year Annual Research Report
横断的アーカイブズ論の総合化・国際化と社会情報資源基盤の研究開発
Project/Area Number |
17300081
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
八重樫 純樹 静岡大学, 情報学部, 教授 (30006358)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 崇 国立情報学研究所, 助手 (60390598)
安藤 正人 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (90113422)
水島 英治 常磐大学, コミュニテイ振興学部, 教授 (70372886)
島尾 新 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (80170926)
田窪 直規 近畿大学, 短期大学部, 教授 (40206925)
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Keywords | 博物館 / 図書館 / 文書館 / アーカイブ / ドキュメンテーション / 情報資源 / メタデータ / 記録管理 |
Research Abstract |
(1)第一回研究会:5月21日(静岡大学にて)研究計画を中心に。 (2)第二回研究会:7月15日(近畿大学会館、大阪市立浪速人権文化センター)韓国京畿大学チェ教授を招聘し、図書館協会と共催のシンポジウムを遂行し、韓国訪問調査の協議(3) (3)古賀がオスロで8月18日〜18日に開催される2005年度国際図書館連盟(IFLA)大会に出席。研究発表、調査を遂行。 (4)韓国訪問調査:8月17日〜20日、韓国の歴史編纂委員会、国立中央博物館、国立民俗博物館、国立中央図書館、教育学術情報院の訪問調査を八重樫、田窪、小川、小笠原(静大八重樫研究生)が遂行した。 (5)第三回研究会:(石川県中能登町)10月28日〜29日、地域ポータルサイトの協議と地域見学もかねて研究会を遂行。(3)、(4)の報告、ならびにわが国の博物館情報化実態調査(水島担当)の協議・検討、また、公開シンポジウム開催の協議を行った。 (6)小川が11月11日〜12月1日にアブダビで開催される国際文書間評議会(ICA)第38回円卓会議に出席し、世界の動向調査を遂行。 (7)第四回研究会:(近畿大学会館)12月8月の韓国訪問調査の取りまとめと来年度計画の中国訪問調査の協議のため、韓国から京畿大学チェ教授、中国から北京大学李助教授を招聘し、報告・検討・協議をおこない、また、全国博物館実態調査と3月予定の公開シンポジウムの協議を行った。 (8)第5回研究会・公開シンポジウム『文化・知識情報資源共有化とメタデータ』:(静岡大学)韓国訪問調査を中心として、インターネットによる情報世界のグローバリゼーションにともなった、分野の垣根を越えた世界のメタデータ標準化動向、そして社会知識情報資源としての博物館・図書館・文書館の連携動向について、大きなまとめができたものと確信する。また、全国博物館実態調査の報告も行われ、打ち合わせとして、来年度計画の中国訪問調査の協議も行った。 現在、韓国訪問調査において、韓国国立中央博物館で入手した、韓国国家博物館・遺物分類標準の翻訳も終了し、来年度8月を目標に刊行し、関係専門家、関係機関に送付し、わが国の文化財メタ標準策定に向けた活動を遂行する計画である。来年度は、韓国の補完調査と中国(北京、上海を中心に)訪問調査を遂行する予定である。韓国の社会情報政策はシンポジウムで明らかになったが、中国の情報化国家政策は、いまだわが国には断片的にしか紹介されておらず、何が明らかになってくるか、楽しみである。
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Research Products
(23 results)