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2006 Fiscal Year Annual Research Report

器械運動の「つまづき」をなくすための運動アナロゴンの開発と体系化

Research Project

Project/Area Number 17300194
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

渡辺 良夫  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (10240532)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐野 淳  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (50178802)
加藤 澤男  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (80091891)
Keywords現象学的・モルフォロギー / 発生分析 / 原志向位相 / 探索位相 / 偶発位相 / 運動アナロゴン
Research Abstract

平成17年度の研究成果は以下の通りである。
・とび箱運動のつまづきは、各機能局面ごとにそれぞれ特徴的な傾向をもつ。
・現象学的・モルフォロギー的な運動志向性分析の理論をとび箱のつまづきに関する研究に用いることによって、これまでとは異なった視点を提示することができ、指導法の改善につながるものと期待できる。
以上の研究成果をもとにして、平成18年度は以下の成果を得た。
・中学校および高等学校におけるとび箱運動の授業をビデオ撮影することによって、さまざまなつまづきの映像を収集することができた。この映像の中のつまづきを各機能局面ごとに分け、それぞれの局面に典型的なつまづきを抽出することに成功した。
・収集されたつまづき類型を現象学的・モルフォロギー的な発生分析を行って分かるのは、とび箱運動の開脚とびに限らず、その運動の練習に積極的に取り組まない生徒、あるいは、練習に取り組んでもすぐにつまづいてしまう生徒は「原志向位相」から「探索位相」を経て「偶発位相」という習熟位相に至るまでの指導側からの学習援助、あるいは、指導法に問題があるのではないかということである。学習段階のまずはじめには、生徒が目標とする技を「なんとなく嫌な感じはしない」ために、支持跳躍運動に感覚的に類似した経験を持つ必要があり、探索位相から偶発位相に至るには、目標技を「できるような気がする」ための「コツ」を構成する運動アナロゴンを豊富に提供する必要がある。支持跳躍運動の構造分析を行った結果、とび箱運動の運動アナロゴンとして従来一般的に有効だといわれている「腕を支点とした体重移動」のみならず、幅広い運動経験の必要性が浮かび上がった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2023-12-21  

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