2007 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア地域における子どものスポーツ・リテラシー形成に関する国際比較研究
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17300196
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| Research Institution | Yamaguchi University |
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Principal Investigator |
海野 勇三 Yamaguchi University, 教育学部, 教授 (30151955)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鐘ケ江 淳一 近畿大学九州短期大学, 保育科, 教授 (90185918)
黒川 哲也 鈴峯女子短期大学, 保育学科, 准教授 (50390258)
中島 憲子 中村学園大学, 人間発達学部, 講師 (00301721)
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| Keywords | スポーツ・リテラシー / 学びの履歴 / 文化的実践 / コンピテンシー / スポーツ観 |
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| Research Abstract |
本年度に実施した研究及び成果は以下のとおりである。
1)子どもたちのスポーツ・リテラシー形成に大きく作用すると思われる小学校の体育授業での学びの経験内容を分析することを目的とした調査票を作用するために、中学校1年生およそ900名を対象に調査を実施した。その結果、小学校の体育授業における子どもの学びの履歴(=経験内容)を推定するための次元及び因子として、成果次元(5因子)・学習環境の基礎的条件(2因子)教師の指導性次元(3因子)・生徒の学習への構え次元(3因子)からなる尺度が作用された。
2)東アジア地域における子どもたちのスポーツ・リテラシーの形成状況を把握するために、教科意識・スポーツ観・運動有能感・日常生活・態度測定からなる実態調査セットを準備して、日本・台湾・韓国及び中国の小・中・高校生それぞれ男女各300名程度を対象に調査を実施した(現在分析中)
3)子どもたちにスポーツ・リテラシーをはぐくむ体育授業・とカリキュラムの開発に向けて、小・中学生を対象に運動感覚能力形成と動作学習及び歴史追体験学習をモチーフとする授業プランを作成して、実験的実践を行った。その結果、スポーツ教材を取り上げて授業を計画・実施する際、身体感覚や人間の基本動作に意識を向けたり、また、文化としてのスポーツの発展過程を体験的に学ぶ経験が、彼らのスポーツ観や教科意識の変容に有効に作用する可能性が示唆された。
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Research Products
(4 results)
