2005 Fiscal Year Annual Research Report
集団ケアから個人の尊厳にもとづくユニットケアへの移行研修プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
17300229
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
城 仁士 神戸大学, 発達科学部, 教授 (40145214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 厚美 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80093491)
青木 務 神戸大学, 発達科学部, 教授 (30093173)
白杉 直子 (片岡 直子) 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (80243294)
井上 真理 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (20294184)
近藤 徳彦 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70215458)
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Keywords | ユニットケア / 個人の尊厳 / 移行研修プログラム / 生活環境心理学 / 社会システム論 / 生活環境論 / 環境生理学 / 転倒予防 |
Research Abstract |
本年度は以下の4つのアプローチを行った。 1)生活環境心理学的アプローチ 現在のユニットケアの現状と課題を整理し、スムーズな環境移行を支援する移行研修プログラムの開発指針を探った。 2)社会システム論的アプローチ 介護保険の改正及び障害者自立支援法に伴うケア労働のあり方に関する研究を中心に、研究会での報告、またコミュニケーション視点に立脚した福祉労働に関する論文・著作をまとめ、今後の研究の発展に向けた足場を築いた。 3)生活環境論的アプローチ 以下の3つの分野において実施した。 衣環境:介護される側に注目したユニットケアの実状および高齢者の尊厳を支えるケアの確立をめざした動きについての動向を調べると共に、実験室レベルでは高齢者の生活を支える繊維製品の評価に関する実験を行った。 食環境:施設高齢者の食づくりへの興味関心を促すために、家電調理機器を利用した食品加工をグループケアに取り入れるプログラム作成のための実習を現在市場で人気の豆乳や抹茶アイスクリームについて学生レベルで試行し評価を試みた。 住環境:デンマークの高齢者施設の見学を通して、高齢者に対するバリアフリーとは何かを考察するとともに、施設内の階段の踏面およびノンスリップの明度と彩度がもつ意味について検証し、快適な住環境創成のための基礎実験を行った。 4)環境生理学的アプローチ ユニットケア施設の温度環境と生理学的メカニズムとの関係を整理するとともに、転倒予防とバリアフリーのあり方について検討した。 9月29日から10月4日にかけてデンマークの福祉施設を視察し、ユニット導入前後の環境移行の様子をインタビュー調査するとともに、施設適応を促す様々な工夫を視察した。また、本年度は、福祉施設関係者や一般市民向けに計6回の研究会を開催した。
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Research Products
(6 results)