2008 Fiscal Year Annual Research Report
ニュータウン・大規模団地の地域住環境運営における中間集団の役割と可能性
Project/Area Number |
17300232
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
篠原 聡子 Japan Women's University, 家政学部, 准教授 (20307987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小谷部 育子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (20178388)
西川 裕子 京都文教大学, 人間学部, 非常勤講師 (50183538)
森 正美 京都文教大学, 人間学部, 准教授 (00298746)
大月 敏雄 東京大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (80282953)
中村 直美 日本女子大学, 家政学部, 助手 (50386299)
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Keywords | ニュータウン / 中間集団 / 共用空間 / ネットワーク / 国際研究者交流 / 韓国:台湾 |
Research Abstract |
20年度は、本研究の最終年度となるために、研究分担者の研究を総合した成果とするための研究会、また研究成果を発信するためのシンポジウムを開催した。6月28日・29日の京都での研究会では、各研究者が分担の項目について発表し、取りまとめの方針、並びに成果を発信するためのシンポジウムについて打ち合わせをおこなった。10月19日には、日本女子大学で「集住とコミュニティーコミュニティはデザインできるか-」と題して、シンポジウムを開催した。(共催 野村不動産株式会社)シンポジウムではまず、研究分担者が以下のような報告を行った。・「空間はコミュニティをつくれるか-民間分譲集合住宅PROUDにおける居住者コミュニティ-」(小河麻衣子・篠原聡子)・「大規模団地におけるネットワーク居住の実態-東京都内の定住型分譲集合住宅Sの事例-」(中村直美)・「関係性をデザインする-フィリピンのサブディビジョンの事例から-」<森正美>・「コミュニティ・ネットワークと媒体-高蔵寺ニュータウンのNPO法人まちのエキスパネットの事例から-」(西川祐子)その後、パネリストに井関和朗氏(UR都市機構)、藤村龍至氏(建築家)を招き、大月敏雄が加わり篠原聡子が司会をつとめて、パネルディスカッションを行った。近年大規模な集合住宅にみられるゲーテッドな構成に対する本研究の示唆する方向など、実態社会に対する本研究の意義が話し合われた。シンポジウムの内容をとりまとめたDVDを作成し、関係者に配布した。3月8日には、最終の研究会を行い、ニュウータウン及び大規模団地における中間集団の類型化と発生の契機、展開、発展、継続に関係する要因について整理し、本研究の継続の可能性とさらなる発信の方法について話し合った。
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