2005 Fiscal Year Annual Research Report
食育推進のための教育ツールの開発 〜食物ベースの食事評価法の発展・応用から〜
Project/Area Number |
17300237
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Research Institution | Fukuoka Women's University |
Principal Investigator |
早渕 仁美 福岡女子大学, 人間環境学部, 教授 (90145178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久野 真奈見 福岡女子大学, 人間環境学部, 助手 (40347688)
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Keywords | 食育推進 / 食事評価 / 食物ベース / 教育ツール |
Research Abstract |
1.主食・主菜・副菜等の料理分類法と基準の妥当性についての検討 飲食物の内容と量から主食・主菜・副菜等の料理分類を行う方法と基準を明らかにし、関連情報の収集・分析を行い、妥当性の検討を行った(論文作成中)。また、日本版フードガイド「食事バランスガイド」検討委員として、その料理区分別基準値の検討を行ったので、当研究室の基準値と「食事バランスガイド」基準値との調整を図った。 2.地域におけるフィールド調査 福岡県M市の国民健康栄養調査方式による食事調査データを用い、栄養素・食品レベルの結果だけでなく、料理・食事レベルの結果を用いて、地域住民の食生活実態を分かりやすく、また的確に示す媒体の工夫を行い、対象者の反応を調べた(平成18年度栄養改善学会において発表予定)。 3.新入生の栄養アセスメントと栄養指導I 新入生の栄養アセスメントを行い、栄養素・食品・料理・食事レベルの食事状況に基づく栄養指導を実施した。なお、平成17年度は下記指導媒体を用いず、「望ましい食事」の理解度を把握した。平成18年度は指導媒体を用いて指導を行い、「望ましい食事」の理解度を比較する予定である。 4.視覚媒体の試作 食や栄養に対する意識や知識が十分ではない小学校中学年以上の児童、若者や働き盛りの男性が自分の食生活上の問題に気づき、「何をどれだけ食べたらよいのか」を理解して実践できるような指導媒体の検討を行った。日本版フードガイド「食事バランスガイド」を活用して、簡便に食生活をチェックするシートと、食事調査結果を分かりやすく表示する視覚媒体の検討を行った。今後は実際にこれらを使用して調査ができるようにシステム化を行い、その効果を検証する予定である。
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Research Products
(8 results)