2005 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニケーションを重視したデジタル学習環境に関する実証的研究
Project/Area Number |
17300277
|
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
久保田 賢一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水越 敏行 関西大学, 先端科学技術推進機構, 研究員 (20019409)
久保田 真弓 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20268329)
黒上 晴夫 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20215081)
牧野 由香里 関西大学, 総合情報学部, 助教授 (30331698)
木原 俊行 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231287)
|
Keywords | インターネット / 交流学習 / 学習環境 / e-learning / 発展途上国 / 異文化間コミュニケーション / 学習モデル |
Research Abstract |
本研究は、「『教育の情報化』に対応した双方向型デジタル学習環境に関する実証的研究(研究代表者:久保田賢一)」(以後、前科研)の知見を受け、グローバルな視点からみたコミュニケーションを促進させる学習環境をデザインするための要素を明らかにすることを目的としている。そこで、平成17年度は、具体的に、次の3分野に取り組んできた。 (1)コミュニケーションを重視した学習環境の普及モデルの開発 これまでパイロット校を中心に、交流学習を円滑に行うための学習環境を明らかにしてきたが、本研究ではそのモデルを一般校に広げるための普及モデルの作成のために、学校現場の学習環境調査をおこなった。また、教師コミュニティにおける運営ノウハウを収集し、内容分析をおこなった。それらの成果は、日本教育メディア学会年次大会において、「教師コミュニティにおけるwikiを用いた議論活性化の試み」、「教科『情報』における高大連携の成立の要因分析」などの中で報告した。 (2)開発途上国との交流学習を推進するためのモデルの開発 今年度は、これまでの知見をもとに、主に海外の学校と交流を行うためのウェブサイトに関する基礎調査をおこなった。本研究の結果は日本教育メディア学会において、「他国との学校間交流を支援するAPEC Cyber Academyの可能性」、「Korea-Japan Joint International Conference(3^<rd>)」において、「An Analysis of intercultural education including e-mail communication project : Learning strategies and outcomes」として報告した。 (3)開発途上国の大学との連携研究と研究結果の途上国の学校教育への応用 今年度は、これまでの調査をもとに、ウェブサイトの開発、フィリピンで情報収集をおこなった。本研究の成果は、「大学とNGO・地方自治体が連携した国際協力の可能性」として報告した。
|
Research Products
(7 results)