2006 Fiscal Year Annual Research Report
黒潮圏島嶼沿岸域の藻場の消長と人為的インパクトの社会的制御
Project/Area Number |
17310026
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
諸岡 慶昇 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (20380305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 一雄 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40152417)
山岡 耕作 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (20200587)
新保 輝幸 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 助教授 (60274354)
飯国 芳明 高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40184337)
婁 小波 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (50247970)
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Keywords | 藻場 / 沿岸環境 / 海洋保護区 / 黒潮圏 / 黒潮海流 / 統合的資源管理 / 環境評価 |
Research Abstract |
本研究は、黒潮海流の圏域に位置する日本(高知を中心に)とフィリピン、台湾の、特に陸域の土地利用や社会経済状況の影響を受けやすい島嶼域を対象に、藻場の劣化を中心とした環境問題を一体的に捉え、統合的に管理・保全していく社会経済的仕組みの構築について考察することを目的とする。 このために、黒潮沿岸域を対象に、1)社会科学チームによる現地の社会経済活動と、2)自然科学チームによる藻場・サンゴ礁間の生態系観察の2つの調査を行い、3)両者を相互比較し、日台比協働による海洋の持続的資源利用と環境保全に関わる連関メカニズムを明らかにする。 計画に沿い、初年度(平成17年度)は、1)社系・理系混成チーム編成による調査方法を含めた学際的アプローチを具体化し、2)日台比の協働態勢、特にフィリピンの関係大学・機関との連携ネットワークを整備した。また、3)これからの経年観察を続ける調査地で調査に着手した。 第2年度(平成18年度)は、1)フィリピンにおける南北ルソン5ヶ所で定点調査を実施し、目的に沿う基盤情報を収集・整備した。また、台湾を踏査し、2)黒潮に関連する政策及び学術情報を収集し、国立中山大学との協定締結へ向けた協議を進展させた。
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Research Products
(7 results)