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2005 Fiscal Year Annual Research Report

歯内埋込み型無線ICタグによるステルス認証

Research Project

Project/Area Number 17310088
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

石幡 浩志  東北大学, 病院, 助手 (40261523)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島内 英俊  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70187425)
静谷 啓樹  東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (50196383)
安田 一彦  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80174506)
山田 志保子  東北大学, 病院・医員
KeywordsICタグ / RFID / 埋込み / ステルス / 個人認証 / 携帯電話 / セキュリティ / 非接触
Research Abstract

本研究は、う蝕等の病変および補綴学的要求等による歯科臨床的要件により、歯の歯髄が除去された状態、すなわち失活歯の内部に生ずる歯髄腔および根管内に、非接触通信型ICチップ(以下RFID)等、無線通信機能を有する微小な電子媒体を収容した上、RFID 電子媒体に本人を証明するユニークな電子情報を格納して、確度の高い本人確認手段とする手法を開発するものである。この方法により、電子媒体のような生体親和性に乏しい異物であっても、長期間にわたり生体内に安全に格納、留置することが可能となる。またその際、歯内に格納されたRFIDとの通信を、携帯電話に格納したリーダ・ライターを用いて行うことで、装置の存在および運用を秘匿(ステルス化)することが可能となり、個人のプライバシー保護およびセキュリティの確立に利用することができる。生体内に設置した無線ICタグ通信媒体と通信し制御を実施するために用いる電波として、硬組織および軟組織を同時に透過しうる短波領域を用いるのが適当と思われる。そこでこの帯域をカバーするRFIDチップ(ISO/IEC15693 chip 13.56 MHz : SRF55V10S, Infineon Technologies)をもとに縦3mm、横8mm、厚さ2mmの無線ICタグを顕微鏡下にて製作した。この無線ICタグとマルチタグロングレンジリーダ・ライター(TD-1、マイティカード)を用いて通信を実施したところ、最大通信距離は約40mmであった。この通信距離は歯内に設置されたことを想定した際に、装着者本人の携帯電話内にあるリーダ・ライターとの通信には充分な距離である上、第3者による外部からの歯内にあるRFIDに対する不正アクセスを抑止するにも有効であると見られる。この技術は近年普及しつつあるクレジットカード機能などの決済機能を持つ携帯電話による電子決済の際の本人確認手段として利用することが可能である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2021-12-07  

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