2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジア経済統合化時代における貿易・交通総合予測システム構築と国際交通基盤政策評価
Project/Area Number |
17310092
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
家田 仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90168089)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 恒昭 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20292881)
阿部 一知 東京電機大学, 工学部, 教授 (60339067)
渡部 富博 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 港湾システム研究室長 (10356040)
柴崎 隆一 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 研究官 (50323514)
石倉 智樹 国土技術政策総合研究所, 空港研究部, 研究官 (30356050)
|
Keywords | アジア経済 / 経済連携 / 国際交通インフラ / FTA / 貿易モデル / 物流モデル / 国際旅客モデル / 国際海上コンテナ |
Research Abstract |
I.アジア各地域の産業構造と経済発展動向を考慮した国際貿易・地域間交易量の予測モデル開発 (1)アジア諸国の社会経済状況につき,現状を把握し,将来予測データの収集を行った.特に,経済的・地理的に重要である国(中国・ベトナム・マレーシアなど)については,地域別データまで収集の対象とした. (2)アジア諸国の貿易データを収集した.特に,国連貿易統計等の全世界網羅的なデータベースで把握できない国については,個別資料を収集した.また,(1)で地域別データ収集の対象とした各国については,貿易データについても同様の収集を行った. (3)多地域間国際産業連関表の作成方法について,研究協力者も交えて技術的な検討を行った. II.物流・旅客の双方を考慮したアジア圏における国際交通ネットワーク上の流動予測モデル開発 (1)国際貨物流動モデル 研究代表者らによって既に構築された既存モデルの改良および入力データの更新を行い,モデル再現精度を向上させた.また,海上や日本国内ネットワークだけでなく,東アジア地域の国内ネットクークを含めたモデルへ拡張した. (2)国際航空旅客流動モデル 国際貨物流動モデルと同様の枠組みで,航空旅客流動についてもモデル構築を行った. III.アジア圏経済・交通総合予測システムの構築 国際貿易額推計サブモデルのアウトプットを国際コンテナ貨物流動予測サブモデルのインプットに変換する手法を構築した.特に,当該地域の主要国である日本・中国間については,国内各地域同士の分布貨物量を推計するためのモデルを構築した. IV.経済発展やインフラ整備状況などに関する将来シナリオ別の国際交通流動予側 アジア地域の経済統合化進展などの経済政策や,域内インフラ政策・整備等の交通政策に関する将来シナリオを設定するため,各方面の専門家を集め研究会を組織して分担を決めるなど,準備作業を行った.
|
Research Products
(3 results)