2007 Fiscal Year Annual Research Report
統合化製品ライフサイクルマネジメントによる事業創造プロセスのモデル化と管理方法
Project/Area Number |
17310100
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
玉木 欽也 Aoyama Gakuin University, 経営学部, 教授 (40188420)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 一衛 成蹊大学, 理工学部, 教授 (80175083)
松井 正之 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00034413)
高橋 勝彦 広島大学, 工学研究科, 教授 (00187999)
石井 信明 文教大学, 情報学部, 准教授 (40406426)
八木 英一郎 東海大学, 政治経済学部, 准教授 (20257223)
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Keywords | 事業創造戦略 / PLM / サステナブルプロジェクトマネジメント / SCM / 統合BOM |
Research Abstract |
平成19年度は各課題に対し次の研究を行った。 1 PLM・CRM・SCMを統合した新製品開発事業プロセス全体のリファレンスモデルとサステナブルプロジェクトマネジメント方法 新製品開発プロセスにおける複数機種を統合化する製品設計方法と、複数機種統合設計BOMデータベースを提案した。また、PLMとして製品を活かすサービス・フレームワークに関して学理的研究を行い、個々の製品ライフサイクルを1つのプロジェクトとして捉え、3S(スキーム、システム、サービス)フレームワークをプログラム全体に浸透させる必要性を示した。 2 PLMの研究課題 自動販売機を事例とし、PLMを念頭に置いた各業務プロセスにおける業務情報の明確化、業務手順の定義を行った。混合ラインの工程設計では、複数品種の作業を同時に検討できる統合先行順位図を作成し、複数品種の共通作業の定義付け、製品レイアウト、生産ラインレイアウトを付加したライン編成方法を考案した。作業設計では、人間作業シミュレータを用いたモデル化、その仮想作業モデルからの標準作業方法と標準時間の見積り方法を提案した。 3 CRMおよびSCMの研究課題 供給戦略にスケジューリングを組み込んだ需給マネジメントのための戦略プランナーを開発した。これを大学院授業で使用し、教育効果と課題を整理した。事業ライフサイクルを考慮した需給戦略マネジメントでは、考慮する期間を事業の衰退期にまで拡張する場合の手法について研究を行った。PLMを支援する生産計画システムに関し、ライン生産とロット生産工程間の協働的生産計画法を検討するとともに、かんばん方式の特徴を学習するためのWebベースの教育用シミュレータを構築した。 成果の一部については、特別セッションを設けるなど国内学外で研究発表を行った。また、米国の先端研究拠点(3大学7箇所)を現地調査し、PLMやeラーニングについて情報交換を行った。その他、産学メンバーにより研究部会の運営を行った。
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Research Products
(21 results)