2008 Fiscal Year Annual Research Report
大規模災害の事前事後における消防活動支援および情報共有化システムに関する研究
Project/Area Number |
17310101
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Research Institution | National Institute of Information and Communications Technology |
Principal Investigator |
滝澤 修 National Institute of Information and Communications Technology, 情報通信セキュリティ研究センター防災・減災基盤技術グループ, グループリーダー (20358865)
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Keywords | RFID / GIS / 災害 / GPS |
Research Abstract |
研究代表者らは、連携研究者および研究協力者と共に、RFID(電子タグ)を用いた、大規模災害時の情報収集システムの開発を進めている。本補助金では、RFIDリーグ・ライタ、GPS、GIS(地理情報システム)と携帯型パソコンを組み合わせた、被災地調査端末の開発を行っている。 平成19年度までに、被災地に設置されたRFIDから情報を読み取る機能、および調査結果をRFIDに書き込んで被災地に残す機能を開発した。また、被災地のパッシブ型RFIDを調査者が発見する手助けにするため、アクティブ(電池内蔵)型RFIDを受信できる機能を端末に追加した。さらに、GPS信号とRFIDタグから得た位置情報とをシームレスに扱い、GPSを受信できる戸外のみならず、受信できない建物内においても、自らの端末の位置を把握しながら調査を行う機能を開発した。 平成20年度は、4種類のアクティブ型RFIDと2種類のパッシブ型RFIDを対象とし、受信したIDを端末からインターネット上のucode準拠の位置解決サーバに送信し、そのレスポンスをGIS上に表示する機能を開発した。この機能によって、より多様なRFIDを対象にできるようになったのみならず、同じ位置解決サーバを使用する他のシステム(GPSや携帯電話など)との連携も図ることができるようになったことで、開発システムの可用性が飛躍的に向上した。 さらに、平成20年6月7日に、東京国際消防防災展2008の会場内(東京ビッグサイト)においてワークショップ「ICTと消防防災」を開催し、研究代表者、連携研究者、研究協力者が登壇して講演し、本補助金による4年間の研究成果を、消防防災関係者の聴衆に紹介した。
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