2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17310142
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
A Dybovski 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (70252723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 美智子 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (40304068)
藤本 和貴夫 大阪経済法科大学, 教養部, 教授 (70029734)
ヨコタ村上 孝之 大阪大学, 大学院言語文化研究科, 助教授 (00200270)
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Keywords | 日本学 / 日本語学 / 日本語教育 / 東洋学院 / スパルヴィン / 日露交流 / ロシア将校訓練 / 東洋学者の迫害 |
Research Abstract |
研究分担者の生田はウラジオストクで開催された第21回日露学術シンポジウムで、江戸時代の日露交渉について報告し、モルグン氏などのロシアの研究者と知見交換した。サンクト・ペテルブルグのロシア科学アカデミーで、スパルヴン関連の史料やペテルブルグ大学と東洋学院のつながりを示す史料を閲覧し、研究協力者のクゥィチャーノフ博士と意見を交換した。クラスノヤルスクでは、クラスノヤルスク市立文書館と国立文書館で日本学関連の史料を閲覧し、ダツィシェン氏と情報を交換した。 研究分担者のヨコタ村上は、第21回日露学術シンポジウムでロシアのディアスポラ文学について報告し、研究課題について意見を交換した。ウラジオストクで極東国立大学図書館、ゴーゴリ名称ウラジオストク公立図書館で、東洋学院の日本学に関する資料を閲覧した。国内では関連資料の購入を進め、主に、二葉亭四迷とスパルヴィンの関係、マトヴェーエフ一家と東洋学院のつながりを調査した。 研究分担者の藤本は、第21回日露学術シンポジウムで、日露関係史について報告し、ウラジオストクでは極東大学出身の通訳者と日本語教育についての意見交換を行い、モスクワでは外務省付属国際関係大学を訪問、日本語専攻学生に対し講演した。また同大学における日本語教育の歴史に関する討論と現状の視察を行った。 研究代表者ディボフスキーは、第21回日露学術シンポジウムで、日本の学生のロシア観について報告し、ロシア科学アカデミー考古学歴史民俗学研究所、極東国立大学、沿海地方公文書保管所で、東洋学院についての資料を閲覧し、ウラジオストクの東洋学院研究者(E.Ermakova,A.Khamatova,Z.Morgun諸氏)と知見を交換し、スパルヴィン関連論文集出版、日露研究会「東洋学院における日本学」(2006年5月6日大阪大学言語文化研究科で開催)実施についての打ち合わせをしてきた。
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Research Products
(2 results)