2005 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀東アジアにおけるメディア産業の形成と地域社会の変容に関する国際共同研究
Project/Area Number |
17310148
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
孫 安石 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (30321954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
並木 頼寿 東京大学, 大学院・総合文化研究所, 教授 (80155986)
川島 真 北海道大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (90301861)
佐藤 卓巳 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (80211944)
貴志 俊彦 島根県立大学, 大総合文化政策学部, 助教授 (10259567)
清水 賢一郎 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (90262097)
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Keywords | メディア / ラジオ / 戦争 / 東アジア / 帝国 / 産業 |
Research Abstract |
20世紀東アジアにおけるメディア産業の形成に関する本共同研究の2005年度の活動の中心は、(1)『戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2006年3月20日発行)と(2)東アジアメディア画報データベースhttp://mediadb.ku-zhongwen.net/の作成の2つを中心とするものであった。『戦争・ラジオ・記憶』の出版は、『アジア遊学』「メディアとプロパガンダ」特集・第54号(2003年8月)を基礎として、日本、朝鮮、台湾の専門家を加え、1945年以前の東アジアにおけるラジオ放送というメディア産業がどのような役割を果たしたのか、を分析したものである。同書出版の準備のために6月、7月(いずれも東京)、9月(北海道)、11月(東京)で編集と企画のための打合せを開いた。また、「東アジアメディア画報データベース」は戦前の『写真週報』、『支那事変画報』、「北京市档案館」、「外務省外交史料館」の画像データや文献目録などをデータベースとして公開するために制作したWebSiteである。その他に、8月には、鳥取県米子市南部町「祐生出会いの館」戦前の印刷とポスターに関連する資料調査を行い、3月には函館市中央図書館のポスター、絵はがきなどの資料調査が行われた。2006年度の活動は、1945年8月の終戦または敗戦と称される時期の東アジア各国の動きをメディア史という側面から検討する国際シンポジウムを計画している。
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Research Products
(7 results)