2007 Fiscal Year Annual Research Report
フランス科学文化論の歴史的展開及び現代的意義に関する思想史的・哲学的包括的研究
Project/Area Number |
17320003
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
香川 知晶 University of Yamanashi, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金森 修 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90192541)
河野 哲也 玉川大学, 文学部人間学科, 准教授 (60384715)
山口 裕之 徳島大学, 総合科学部, 准教授 (20380123)
村松 正隆 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (70348168)
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Keywords | フランス科学文化論 / エピステモロジー / フランス生命思想 / フランス心理学思想 |
Research Abstract |
本年度は、本研究課題の最終年度にあたり、平成17〜18年度の調査及び研究の成果をまとめる作業と、今後の研究め展望を図るたあに、高度な研究書を企画立案し、執筆編集する作業を中心に、研究を遂行した。 前者のこれまでの研究成果をまとめる作業では、平成17年度に日仏哲学会において開催したワークショップ、及び平成18年度にフランスにおいて実施した日仏シンポジウムにおける報告を中心に発表原稿を精査・再検討し、研究成果報告書に収録した。さらに、同報告書には、本年度の研究分担者による研究成果の一部を掲載するとともに、研究分担者・研究協力者の研究活動の詳細を公表することとし、3月末に印刷製本を終了した。 また、高度な研究書を目指した論文集については、これまでの共同研究界での発表者からも人選し、9編の論文をもって編集することにし、本年度開催した研究会において執筆者全員の発表・相互検討を経て、各々の研究主題を確定し、それに基づいて執筆に意を用いることにした。その研究会の後も、本研究分担者を中心とする執筆予定者の間では、メールによって綿密な打ち合わせを行い、研究成果の水準を高めることに努ぬた。その結果、本年1月末には、予定通り9編の論文からなる、400字で700枚を超える論文集の編集を完了した。この論文集は、金森治編『エピステモロジーの現在』として,慶應義塾大学出版会から本年夏に刊行予定となっている。 以上のように、本年度は当初の予定通り、研究を遂行し、予定した成果実績を収あることができた。
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Research Products
(31 results)