2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17320004
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
田中 伸司 静岡大学, 人文学部, 教授 (50207099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 恵 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30227326)
三浦 洋 北海道情報大学, 情報メディア学部, 助教授 (50396272)
中澤 務 関西大学, 文学部, 助教授 (10241283)
茶谷 直人 神戸大学, 文学部, 非常勤講師 (00379330)
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Keywords | 哲学 / 倫理学 / 西洋古典 |
Research Abstract |
研究の中間年度として、各分担者のテクストにそくした基礎的な研究を推し進めるとともに、年度末において各人の研究に基づいたワークショップを開催した。このワークショップは3月29-30日に北海道大学において開催され、本研究の分担者である千葉教授と海外協力者であるD・チャールズ教授が受けているBritish Academyによる共同研究との共催という形をとった。ワークショップにおいては、D・チャールズ教授(Oxford Univ.)による二回の講演(Aristotle on AcrasiaおよびAristotle on Essence and Explanation)に加え、6つの研究発表(河谷惇(専修大学):The Modality of Pity in Aristotle's Poetics、荻原理(東北大学):The Contrast between Soul and Body in the Analysis of Pleasure in the PHILEBUS、土谷志帆(北海道大学):Aristotle on Well-Being and Acrasia、千葉恵(北海道大学):Aristotle on Essence and Defining-Standard in his Dialectic、北郷彩(北海道大学):Categories and Predicables in Aristotle's Topics A.8-9、日吉大輔(北海道大学):Theory of Definition in Aristotle' Posterior Analytics B.10、以上発表順)が行われた。また、研究発表間にセットされていた討議においては、本研究の分担者はもちろん、田中享英北海道大学名誉教授からアクラシアにかんするテクスト読解をめぐる対案も提示されるなど、本年度の共同研究を締めくくるに相応しい活動となった。
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Research Products
(6 results)