2006 Fiscal Year Annual Research Report
モダニズムと中東欧の近代芸術に関する国際・学際共同研究
Project/Area Number |
17320030
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
圀府寺 司 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50205340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 靖 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80269969)
伊東 信宏 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (20221773)
井口 壽乃 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (00305814)
加須屋 明子 (独)国立国際美術館, 学芸課, 主任研究官 (10231721)
三谷 研爾 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (80200046)
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Keywords | 中東欧 / モダニズム / 越境 |
Research Abstract |
定例の研究会を通じて、国外研究者、中堅、若手の研究者との交流も活発に実施し、また、ポーランド(クラクフ、ワルシャワ)、ドイツ(ベルリン)、ブルガリアなどにおける調査を行った。 7月から8月にかけては、ヘブライ大学教授でイスラエル賞受賞者、ズィーヴァ・アミシャイ・マイセルズ教授を講師に招聘し、講演ならびに大学における講義を企画した。比較的長い時間をかけて議論する機会がつくれたため、単発の講演会とは異なり、十分な情報交換や研究上の交流が可能になった。 また、チェコのカレル大学(プラハ)のヤン・シコラ氏にも講演、若手研究者の指導などを依頼することができ、今後、カレル大学との交流を進める基礎を築くことができた。 また、本研究とも関連する研究プロジェクト、大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」の最終報告書に寄稿するという形で、研究グループの中間報告的な成果発表を行った。この報告書は2005年に開催した二つの国際シンポジウム「越境/近代藝術Transboundary/Modern Art」、「中東欧の近代藝術」における研究発表をベースに、定例研究会の成果も盛り込んだものである。本研究グループのほぼ全員が執筆した。 今回は時間的制約により、日本語または英語での印刷になったが、今後、この報告書をベースにして編集、翻訳し、日本語ならびに英語で質の高い論集をISBN付の刊行物として出版する計画である。
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