2005 Fiscal Year Annual Research Report
「ブルーノ・タウト遺品および関連資料」に関する調査研究
Project/Area Number |
17320034
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Research Institution | Tokyo Zokei University |
Principal Investigator |
沢 良子 東京造形大学, 造形学部, 教授 (40343561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 伸二 武蔵野美術大学, 通信教育学部, 助教授 (30350242)
酒井 道夫 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (80076330)
長谷川 尭 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (70130789)
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Keywords | タウト / 遺品資料 |
Research Abstract |
平成17年度の研究実績は以下の通りである。 1.調査研究基盤としての『ブルーノ・タウト資料目録』の整備とデジタル情報化 すでに作成した『ブルーノ・タウト資料目録』の現行の記載事項の正否を確認すること、および資料改題のために全資料についての再調査をおこなった。なお、全資料の約3割程度がデジタル情報化されており、残りの作業については、次年度に継続する。 2.「タウト資料」の内容的整備 『ブルーノ・タウト資料目録』を整備するための研究と同時進行になるが、資料の分類(手稿、書簡など)を進めた。解題と目録の内容的充実については、次年度以降も継続しておこなう。日本における関連資料の補充(公的文書など)は、研究分担者によって進行しており、次年度に継続する。ドイツのタウト資料(アーヘン工科大学タウトアーカイヴおよびベルリン芸術アカデミー保管資料)との突き合わせについては、本年度海外研究協力者とおこなった打ち合わせに基づき、次年度に集中的におこなう予定である。 3.ブルーノ・タウト著作原典とタウト撮影の写真の研究 「タウト資料」のなかでも、日本に多大な影響を与えたタウトの著作の原典、Nippon-mit europaischen Augen gesehen(『ニッポン-ヨーロッパ人の眼で見た』明治書房1934)、Japans Kunsut-mit europaischen Augen gesehen(『日本文化私観』明治書房1936)、Japan-Tagebuch(『日本 タウトの日記』岩波書店1950-58)の三点を中心に、翻訳・出版とタウト評価の問題について、本年度は3回の研究会を行った。この研究に基づき、現在、タウト撮影の写真を日記記述と照合した著作の編集が進行中である。
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