2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17320043
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
大高 洋司 National Institute of Japanese Literature, 文学資源研究系, 教授 (60152162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 啓介 花園大学, 文学部, 客員教授 (50026720)
飯倉 洋一 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40176037)
山本 卓 関西大学, 文学部, 教授 (60230562)
高橋 圭一 大阪大谷大学, 文学部, 教授 (90188003)
田中 則雄 島根大学, 法文学部, 教授 (00252891)
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Keywords | 近世後期 / 江戸 / 上方 / 小説 / 読本 / 人情本 / 実録 / 交流 |
Research Abstract |
平成19年度は、近世後期江戸・上方小説(読本を中心に、人情本・実録を含む)について、以下のように研究を進めた。 1.読本:17、18年度中にデジタル撮影した八戸市立図書館及び国文学研究資料館所蔵(本経費による新規購入分を含む)の原本画像を図版として多数使用した、『読本【よみほん】事典』(国文学研究資料館・八戸市立図書館共編)を刊行した(笠間書院、20年2月)。また、国文研所蔵資料(マイクロ、原本)を中心に、江戸・上方版その他を判別できる一覧表の判別を進めた。 2.人情本:18年度中に撮影した武藤元昭教授所蔵本のサンプルデータ画像と共に、書誌データを整理した。また、個人蔵の文政期人情本50点ほどについて、デジタル撮影(全冊)を行った(20年度も継続)。これらは、『文政期人情本解題(仮題)』(21年度刊行予定)の図版として使用される予定である。 3.実録:国文学研究資料館において閲覧可能な写本実録類の所在リスト作成作業を継続した。 4.1〜3の成果の一部は、国文学研究資料館文学資源研究系におけるプロジェクト研究「近世後期小説の様式的把握のための基礎研究」(共同研究)にも活用されている。
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Research Products
(4 results)