2007 Fiscal Year Annual Research Report
アジア(含オーストラリア)における英米文学の受容・変容(19世紀〜21世紀)
Project/Area Number |
17320054
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
荒木 正純 University of Tsukuba, 人文社会科学研究科, 教授 (80015883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
IAN Carruthers 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70400603)
齋藤 一 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (20302341)
吉原 ゆかり 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)
浜名 恵美 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (20149355)
南 隆太 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60247575)
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Keywords | 英米文学 / アジア / 受容と変容 / ポストコロニアル / 翻訳 / シェイクスピア |
Research Abstract |
平成19年度の主要な研究業績について、以下に簡潔に列挙する。 (1) 論集の出版等 荒木、南、吉原、齋藤は、マレーシアの出版社Silverfishから英語による単行本English Studies in Asia(2007)を編集・出版し、論文を寄稿した。また、荒木、浜名、吉原、齋藤、日比、中根は、日本語の論集『テクストたちの旅程』(2008)を編集・出版し、論文を寄稿した。なお、どちらの論集についても、出版費用の一部を本科学研究費補助金から支出している。 前者は、本研究課題の前身である「日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究C)課題番号13610682(2001-2004年度):日本およびアジアにおける英米文学の受容と変容19・20世紀)」(研究代表者:荒木正純)によって開催された国際学会「日本および東アジアにおける英米文学の受容と変容」(於:筑波大学、2005年3月19日〜21日)の参加者(本研究の中心メンバーが参加した)が中心となった著作物であり、主題的にも本研究の主たる成果の一つである。さらに、英語で出版することによって、英米のみならず、英語を用いているアジア諸地域に向けて、本研究の成果を公開することができた。 後者の論集は、日本文学ならびにヨーロッパ文学がアジアにおいていかに移動・変容したかを問う論集であるが、特にヨーロッパ文学の移動と変容について、本研究代表者・分担者が大いに貢献することとなった。結果として、日本文学研究者と本研究分担者が知的コミュニケーションを深めることができた。 (2) 国際学会の準備 荒木・吉原・齋藤は、2007年11月30日〜12月1日に国立台湾大学(台北市)にて開催されたNTU Shakespeare Forum International Conferenceに参加したが、その際、本年8月に同大学の英米文学研究者と本研究代表者・分担者が合同で開催する予定の国際学会についての具体的な打ち合わせをおこなった。この学会は、前述の国際学会「日本および東アジアにおける英米文学の受容と変容」をさらに発展深化させるものになる予定である。
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Research Products
(30 results)