2007 Fiscal Year Annual Research Report
大槻模コーパスを利用した英語の構文に関する総合的研究および構文の共起に関する研究
Project/Area Number |
17320073
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
滝沢 直宏 Nagoya University, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60252285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大室 剛志 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (70185388)
大名 力 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (00233205)
深谷 輝彦 椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30173313)
都築 雅子 中京大学, 国際教養学部, 教授 (00227448)
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Keywords | コーパス / 構文研究 / 基本と派生 / 構文の共起 / MI-score / t-score / 英語教育 |
Research Abstract |
1.代表者・分担者全員で、昨年度までに選定されたテーマに関する分析を行った。具体的には、A Beautiful Two Weeks構文、同族目的語構文、結果構文などである。これらについて、伝統文法、記述文法、生成文法、認知文法における分析の問題点を踏まえ、コーパスを用いた総合的分析を行った。加えて、これまでの研究において十分に研究が進んでいない幾つかの副詞(famously, fiercely, wildly, deceptively, apparently)に関しても研究を行った。 2.代表者の滝沢は、構文研究にコーパスを利用することの理念的意義を考察し、日本言語学会(第134回大会)における公開シンポジウム「大規模コーパス研究の方法-言語研究の新しいスタンダードの構築にむけて-」(平成19年6月17日、麗澤大学)において、「コーパスを用いた英語研究の方法」というテーマで発表した。 3.コーパスを用いて構文研究を行う場合、正規表現を柔軟に駆使できることは極めて重要である。分担者の大名は、正規表現に関する詳細な解説書を作成し、本科研の報告論文集に掲載した。また、正規表現をどのように用いると構文研究をはじめとする言語研究に有益であるかの検討を、大名を中心に代表者・分担者全員で行った。 4.今野弘章氏(高崎健康福祉大学講師)による一般公開の講演会(平成20年1月21日、名古屋大学にて開催)を実施した。テーマは、「周辺的現象における形と意味の規則的対応」であり、本科研における周辺的構文現象の研究と密接不可分に結び付く内容であった。
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Research Products
(4 results)