2006 Fiscal Year Annual Research Report
外国人学習者の漢字語彙処理能力測定システムの開発および利用に関する研究
Project/Area Number |
17320076
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
加納 千恵子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (90204594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 たか子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (40215588)
小林 典子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (00241753)
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Keywords | 漢字語彙 / 処理能力 / 測定システム / 適応型テスト / 他の技能 |
Research Abstract |
6月にWEB版漢字語彙処理能力測定テスト(初級)の実施に向けて、電子メール等により海外の協力機関との問でテスト実施に関する準備のための打ち合わせを行った。、また、本研究の成果発表のための準備も行った。 8月5日〜6日に米国ニューヨーク市コロンビア大学において開催された日本語教育国際研究大会(ICJLE)において、本研究の研究成果を発表し研究内容に関して、海外の日本語教育関係者からレビューを受けた。同研究大会において、WEB版漢字語彙処理能力測定テストの実施について海外の協力機関および日本語教育関係者と調整を行ったところ、初級レベルだけではなく、中級、上級などのレベルにおいても同時にテストを実施したいという意向が出され、レベル別の漢字語彙処理能力測定テストの問題作成を急ぎ、テストデータを追加することとなった。 9月に中上級向けテストの問題形式などの検討を行った結果、現在のシステムのインタフェースなどを変更したり、管理画面、機能などの追加を行ったりする必要が出てきたため、システム開発を担当した(株)ロゴスウェアにシステムの変更を発注し、11月末に納品された。 また、11月には2007年8月に米国ハワイ大学で開催される予定の「日本語教育とコンピュータテクノロジ(CASTE-J2007)」において本研究の研究成果を発表するために応募し、1月に採沢が決まった。 12月に改訂版システムに基づいて、レベル別漢字語彙テスト作成会議を開き、そこで決まった方針に従って1月〜2月に分担して作成作業を進めた。同時にテスト受験者に入力してもらうプロフィール情報(国、母語、日本語学習歴など)やテストのインストラクション部分の指示(日本語・英語)などを作成した。 3月に今年度の研究成果のまとめ及び今後の研究計画に関する検討会議を開催した。海外の協力機関である米国カリフォルニア大学サンディエゴ校から當作靖彦教授を招聘し、次年度4月のテスト実施に向けて、テストシステムのインタフェースの確認およびテストのリハーサル(動作確認)などを行った。
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Research Products
(3 results)