2007 Fiscal Year Annual Research Report
外国人学習者の漢字語彙処理能力測定システムの開発および利用に関する研究
Project/Area Number |
17320076
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
加納 千恵子 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (90204594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 典子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00241753)
酒井 たか子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (40215588)
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Keywords | 漢字語彙 / 処理能力 / 測定システム / テスト / WEB版 / マルチレベル対応 |
Research Abstract |
6月に、本年度内にWEB版漢字語彙処理能力測定テストを実施するため、電子メール等により海外の協力機関との間でテスト実施に関する意見交換を行った。 7月に、筑波大学留学生センターにおいてWEB版漢字語彙処理能力測定テストを実施し、40数名のデータを収集した。 8月3日〜5日に米国ハワイ州ハワイ大学カピオラニ校において開催された国際会議「日本語教育とコンピュータ」CASTEL/J2007において、本研究の研究成果を発表し、研究内容に関して海外の日本語教育関係者からレビューを受けた。同研究大会において、WEB版漢字語彙処理能力測定テストの実施について海外の協力機関および日本語教育関係者と調整を行った。 9月に筑波大学留学生センターの補講日本語コースK400の学生15名を対象にWEB版漢字語彙処理能力測定テストを実施した。また、10月には予備教育コース秋学期の中上級レベルの学生、計29名を対象にテストを実施した。 12月に、システム開発を担当した(株)ロゴスウェアにシステムのインターフェイス変更、取得データの追加、管理画面機能の追加等を発注し、テストのデバッグとともに12月末に納品された。 また、1月には新潟県国際大学において同テストを実施し、データを収集した。 2月に今年度の研究成果のまとめ及び今後の研究計画に関する検討会議を開催した。海外の協力機関である米国カリフォルニア大学サンディエゴ校の當作靖彦教授と次年度のテスト実施に向けて、テストシステムの動作確認などを行うとともに、マルチレベル対応のテスト問題の作分担に関する打ち合わせも行った。
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Research Products
(4 results)