2007 Fiscal Year Annual Research Report
多言語多文化共生社会に立脚したウエブ言語教材における言語能力記述モデルの研究
Project/Area Number |
17320083
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
吉冨 朝子 (澤野 朝子) Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 准教授 (40272611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 裕司 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (20204703)
斎藤 弘子 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (10205669)
野村 恵造 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (60172813)
降幡 正志 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (40323729)
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30282776)
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Keywords | 言語教育学 / 言語理論 / 言語能力記述 / e-learning / 多言語教材 |
Research Abstract |
個別言語班 平成17年度に整理した言語能力記述ポートフォリオを授業などで評価した.英語については言語能力判定テスト実施に向けた準備を行い、レベル別のe-learning教材の市場調査を行った.日本人英語学習者の英語発音分析、とりわけプロソディーに見られる母語干渉の研究、日本人英語学習者と英語母語話者による英文産出の語用論的対照研究、学習者コーパスを活用した言語能力評価法を試みる基礎研究なども進められた.また他の言語については、フランス語学習者の聞き取り書き取りコーパスの作成と分析、アラビア語の教材研究と作成、TUFS言語モジュール「インドネシア語」e-learning教材のうち、文法モジュールの妥当性の検証が行われた. 言語理論班 情報班の実施する学習者アンケート結果を解析し,言語能力記述ポートフォリオの各項目と言語理論との関連性を考察した.発音教材の項目に関しては,自然音声学や機能音韻論の見地から,会話教材と文法教材に関しては,機能シラバス,認知言語学や語用論の観点から分析し,ポートフォリオの理論的な説明原理を明確にするための基礎研究が進められた. 情報班 言語能力記述ポートフォリオをe-learningシステムに実装し,レベル別の到達目標及び観点別のアンケートを学習者に対して行い,そのデータを大規模記憶装置に蓄積した.また英語学習者のための句動詞学習サイトを作成した.これは学習が難しいとされている句動詞の認知的な解釈イメージを視覚的に示すことで、句動詞の意味理解を促進し、学習効果を高める英語教材提供のためのウェブサイトである.
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Research Products
(21 results)