2007 Fiscal Year Annual Research Report
コーパス分析に基づく医学・看護英語リーディング・ライティング教育システムの構築
Project/Area Number |
17320087
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
横山 彰三 University of Miyazaki, 医学部, 准教授 (60347052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 千鶴子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (10123837)
安浪 誠祐 熊本大学, 大学教育機能開発総合研究センター, 准教授 (00290833)
ブラウン キャスリーン 久留米大学, 外国語教育研究所, 准教授 (70421310)
川北 直子 宮崎県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80405589)
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Keywords | ESP / コーパス言語学 / 医学英語 / 看護英語 / リーディング / ライティング |
Research Abstract |
まず、ゲノム分野、臨床外科分野、公衆衛生分野、看護学分野の英語論文コーパスの個々のファイル(=個々の論文)を書誌情報とテキスト部分に分けるためのタグ付与と品詞タグ付与を完成させた。さらにそのファイルを論文のセクション(Introduction, Materials and Methods, Results, Discussion)ごとに分析するためのセクションタグ付与の作業を完了した。2007年7月にスウェーデン・ヨーテボリ大学で開催される国際語用論学会において研究成果を発表した。特にacademic wordと呼ばれる学術基本語彙の動詞を中心に、'The Discourse of Academic Writing in Medicine and Nursing: Cross-sectional Analysis Based on a Corpus of EMP'としてポスター発表を行った。次に2007年7月にイギリス・バーミンガム大学で開催されるCorpus Linguistics 2007において'Corpus-based Cross-sectional Analysis of Academic Papers in Medicine: Investigating Collocation Patterns of Sub-technical Terms'としてIMRDにわけて各セクションで使用される受動態、動詞、法助動詞の種類と頻度を調査し、各分野の定量的な言語特徴を明らかにした。American Association for Corpus Linguistics 2008では、A Cross-sectional Analysis of Lexical Bundles in Written Medical Discourseと題して4〜5語の連語構造を定量的手法により集計し、ジャンル別の特徴を探った。PKETA International Conference 2007ではCorpus-based Analysis on Medical English: From a Perspective of English for Medical Purposesとして医学英語分野のコーパス研究とそれを応用した教材開発と今後の課題について発表した。コースウェアの構築と試用について年数回の研究打ち合わせを招集し、コーパスデータの分析をもとに医学・看護学英語論文に関するリーディング・ライティング教育用コースウェアの構築に取りかかった。コーパスデータを重回帰分析などの統計手法により解釈する必要のため、「医学英語コーパスの分析から統計処理へ」と題して専門家(投野由紀夫氏・東京外国語大学)によるワークショップを開催した(長崎純心大学)。
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Research Products
(5 results)