2005 Fiscal Year Annual Research Report
都市・国家・帝国-東アジアの視点から見た古代地中海世界-
Project/Area Number |
17320115
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
田村 孝 千葉大学, 教育学部, 教授 (80179902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 篤子 法政大学, 文学部, 教授 (20195928)
師尾 晶子 千葉商科大学, 商経学部, 助教授 (10296329)
高畠 純夫 東洋大学, 文学部, 教授 (70221364)
森谷 公俊 帝京大学, 文学部, 助教授 (60183662)
前野 弘志 広島大学, 大学院・文学研究科, 助手 (90253038)
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Keywords | 国際研究者交流 / 中国:韓国 / ヘレニズム時代史 / 古代ギリシア史 / 古代ローマ帝国 |
Research Abstract |
1.研究代表者および研究分担者が古代ギリシア、ローマ、マケドニア、エトノス国家・諸民族など、各々の研究分野において、都市・国家・帝国の起源から発展を念頭に置きつつ、社会・経済・政治の諸分野におけるテーマにそって諸事件や事象、概念の分析を行った。とりわけ碑文史料、文書史料、考古学史料、美術史料などに関する学説史を洗い直し、史料そのものの分析を試みた。 2.研究代表者(田村孝)ほか4名(後藤篤子、前野弘志、高畠純夫、宮嵜麻子)が平成17年8月17日〜21日にかけて中国・上海(復旦大学Fudan University)で開催された第3回世界古代史国際学術研討会(Third International Conference on Ancient History)に参加し、前野弘志はかねてからの研究テーマであるギリシア碑文に関する研究発表を行った。また他の参加者は、中国の学者をはじめイギリス・フランス・ドイツ・オーストリア・アメリカからの参加者と交流を深めることができた。この場で平成21年にわれわれが東京で開催を計画している韓国の学者たちとの国際シンポジウムに中国の学者も3名招待することを申し入れ、中国側はこれを受諾した。 3.平成17年9月16〜17日に東洋大学で、古代史サマーセミナーを開催した。参加者はおよそ40名。主に「ヘレニズム時代史研究の新潮流」と「ローマ共和政史研究の新潮流」の2点をメインテーマとし、それぞれ研究分担者の長谷川岳男と宮嵜麻子とが報告を行い、討論がなされた。さらに来日中のアラン=ボウマン(オックスフォード大)教授の講演も行われた。
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