2006 Fiscal Year Annual Research Report
中欧多民族帝国における地域・社団と議会主義的伝統に関する社会史的研究
Project/Area Number |
17320117
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
篠原 琢 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20251564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
薩摩 秀登 明治大学, 経営学部, 教授 (70211274)
戸谷 浩 明治学院大学, 国際学部, 教授 (00255621)
中澤 達哉 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (60350378)
割田 聖史 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (20438568)
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Keywords | 中欧 / 多民族帝国 / 社団 / 議会 / 社会史 |
Research Abstract |
2006年度は、国内研究会を2回、海外研究者を招いたワークショップを1回行った。 国内研究会: 2006年7月30日(東京外国語大学本郷サテライト) 中澤達哉、「近代スロヴァキア国民形成史研究」をめぐって 2007年2月17日(宮城女子学院大学) 篠原琢:「宗教的異端とチェコの国民再生」 薩摩秀登:「君主国モラヴィア-辺境伯ヨハン・ハインリヒ時代を中心に」 中澤達哉:「選挙王政から世襲王政へ-16-17世紀の国王戴冠儀礼」 戸谷浩:「他者と異人-異なる集団間の遠近法」 ワークショップ: 2006年8月22日(KKRホテルオーサカ) Pavel Kolar(ポツダム現代史研究所):"The Debate on Transnationalism and the Modern History of East Central Europe 中澤(スロヴァキア)、戸谷(チェコ)、篠原(チェコ、オーストリア)の3人が史料調査を行った。 今年度は、個々の研究の積み重ねを越えて、有機的統一性のある研究プロジェクトを構成するべく、共通の研究コンセプトを見出すことに主眼を置いた。パヴェル・コラーシ氏を招いたワークショップでは、「トランスナショナル」な研究動向に、本研究プロジェクトがどのように切り結ぶか議論が交わされ、研究の現状のなかでの位置づけが確認された。
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Research Products
(5 results)