2008 Fiscal Year Annual Research Report
中欧多民族帝国における地域・社団と議会主義的伝統に関する社会史的研究
Project/Area Number |
17320117
|
Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
篠原 琢 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (20251564)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 晋吾 北海道大学, スラヴ研究センター, 共同研究員 (50466421)
薩摩 秀登 明治大学, 経営学部, 教授 (70211274)
戸谷 浩 明治学院大学, 国際学部, 教授 (00255621)
中澤 達哉 福井大学, 教育地域科学部, 准教授 (60350378)
割田 聖史 宮城女子学院大学, 学芸学部, 准教授 (20438568)
|
Keywords | 中央ヨーロッパ / 多民族帝国 / 議会主義 / 社団 / 社会史 |
Research Abstract |
平成20年度は、研究課題遂行の最終年度にあたり、研究分担者各自が補完調査を行いながら、研究成果をまとめることができた。4年間にわたる研究期間に、ワークショップ、シンポジウムに招聘した外国人研究者の報告とあわせて、一般書籍として研究成果の刊行準備が進められている。20年度にも、計画通り研究会、および外国人研究者を招いたワークショップを行った。ワークショップは、従来、研究ネットワークが手薄だった地域(ポーランド、スロヴァキア)から優れた研究者を招いて有意義な議論を重ねることができた。とりわけ、スロヴァキアの歴史研究者の訪日ははじめてで、本プロジェクトのみならず、わが国における中央ヨーロッパ史の研究に資すること大であった。以下、本年度に行った国際ワークショップを掲げる。 7月12目(学習院女子大学):Prof.Edward Opalinski, Republicanism and notions ofcitizenship and the Zebrzydowski Rebellion,1606-1609. 3月6日(早稲田大学):Dr.Dusan skvarna,Zaciatky modernych slovenskych symbolov 3月7日(学習院女子大学):Dr.D.Skvarna,Traditional Ethos and Modern Nation この結果、議会主義、歴史的記憶、国民形成過程について、近世から20世紀にかけて、当初の計画より広いパースペクティヴで研究成果をあげることができた。 なお、研究代表者は、研究成果の一端を韓国外国語大学校にて発表した。
|
Research Products
(12 results)