2007 Fiscal Year Annual Research Report
古代・中世・近現代ヨーロッパ港湾都市の空間構成と社会動態に関する比較史的研究
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17320118
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
大津留 厚 Kobe University, 大学院・人文学研究科, 教授 (10176943)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 晶 神戸大学, 大学院・人文学研究科, 教授 (60174330)
西川 杉子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80324888)
高田 京比子 神戸大学, 大学院・人文学研究科, 准教授 (40283668)
深沢 克己 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (60199156)
櫻井 万里子 東京大学, 名誉教授 (90011329)
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| Keywords | 国民国家 / ヨーロッパ史 / 港町 / 海港都市 / ネットワーク / ヴェネツィア |
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| Research Abstract |
神戸大学の西洋史研究者を中核とする本研究は、キリスト教諸派の教会、モスク、シナゴーグ、ジャイナ教教会などが隣接して立ち並ぶ海港都市神戸を発想の原点に、国民国家の歴史の総体としてのヨーロッパ史に替る歴史像を構築しようとするものである。
最終年度に当たる2007年11月には神戸大学でシンポジウムを行い、複合的な視点から港町の多文化社会のあり方を考察した。パドヴァ大学よりヴィッジャーノ教授を招き、ヴェネツィアの複合的社会についての報告をいただき、ニュージーランドからユグノー史家のロビン・グイン氏を招き、国家の枠組みを超えて、港町を拠点に形成された、ユグノーのネットワークについて報告をいただいた。
12月には中国中山大学で行われた海港都市文化に関するシンポジウムで研究代表者が基調講演を行った。
2008年3月には研究代表者、研究分担者、およびシンポジウムで報告を行ったヴィッジャーノ、グイン両氏が寄稿して、報告書を作成した。
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