2005 Fiscal Year Annual Research Report
女性就業の多様化からみた都市空間のジェンダー化の地域的差異に関する研究
Project/Area Number |
17320134
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
由井 義通 広島大学, 大学院・教育学部研究科, 助教授 (80243525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神谷 浩夫 金沢大学, 文学部, 教授 (40192546)
若林 芳樹 首都大学東京, 都市環境学部, 助教授 (70191723)
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)
武田 祐子 首都大学東京, 都市環境学部, 助手 (30343396)
中澤 高志 大分大学, 経済学部, 助教授 (70404358)
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Keywords | ジェンダー / 女性就業 / 生活空間 / GIS / 都市地理学 / 社会地理学 |
Research Abstract |
本研究は,男女雇用均等法施行後における女性就業の変化とその地域格差と地域展開について,女性就業の多様化,大都市圏と非大都市圏における女性就業と生活の地域的差異,グローバル化に伴う女性の就業の変化に焦点を絞り,女性就業を取り巻く地域社会,家族状況,雇用環境などの諸側面を考慮しながら,女性の就業と生活について多角的な地理学的アプローチを試みるものである。 研究成果は以下の通りである。2005年8月に上海市で開催された第4回ICAS国際学術会議(The International Convention of Asia Scholars)にて,5名の研究メンバーが日本の女性就業の変化や地域格差,女性の住宅問題に関する研究成果を発表した。その成果はICASのProceedingに掲載予定である。また,10月に地理科学学会秋季学術大会にて本研究グループのメンバーが中心となってシンポジウム「女性就業の多様化-地理学の視点-」を開催した。中澤によるライフコースと職住関係についての新たな分析成果など,本研究グループのメンバーの論文4編は『地理科学』61巻3号にてシンポジウム特集号として発表予定である。さらに,『地理学評論』に女性の就業と生活に関する英文論文4編を投稿した。 経済のグローバル化と女性就業の変化に関する研究では,海外で働く日本人女性の就業と生活に関して,シンガポール国立大学Thang助教授に研究会での講演と研究会での助言・指導を得て,知見を深めた。それをもとに2006年3月にシンガポールで人材派遣会社と日本人女性就業者に聞き取り調査を実施した。 ジェンダーアトラスについては,国立女性教育会館を始め,大分,京都,横浜などの男女共同参画イベントでワークショップを開催した。また『ジェンダーアトラス・ジャパン-女たちの地図帳-』(仮題)の平成18年8月の刊行に向けて武田が中心となって準備に取り組んだ。
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Research Products
(4 results)