2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17330006
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
多賀谷 一照 千葉大学, 法経学部, 教授 (40114293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米丸 恒冶 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00202408)
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Keywords | 行政 / 情報化 / オンライン / ワンストップ / e-文書 / 電子化 / 行政法 / ネットワーク |
Research Abstract |
政府機関における電子政府、行政の電子化計画の推進状況について、文献資料を調べるとともに、内閣府の行政情報化担当部局の担当者に対し、直接ヒヤリング調査を行った。全体としてのオンライン化、電子化と合わせて、自動車登録システム、港湾EDI化システムなど個別分野の電子化の状況も調査した。 千葉県県内の市町村職員との共同研究を行い、レガシーシステムの見直し、ポータルサイトの設置、アウトソーシングへの動きなど、地方自治体における行政情報化の現状と、今後の動向について分析し、研究を行った。 昨年の4月から施行されたe-文書法の適用体制について、各省庁の動向を調査するとともに、書面一括整備法と合わせて、行政の情報化の中での位置づけについて研究した。 行政文書の真正性を確保する技術であるタイムスタンプの制度について、タイムスタンプ運営協議会における、その実装化の状況を調査し、研究した。 バイオメトリックス、電子署名などの本人確認手法が、身分証明書などの既存の手法に代わるあり方、組織認証のあり方ついて研究した。 フランスとドイツを中心にして、欧米における行政の情報化に向けての対応のあり方について、文献を取り寄せ、ホームページ等を用いることなどにより、最新の動向を調査した。 研究代表者と分担者の間で、行政の情報化が行政法理論に及ぼす理論的・実務的影響について繰り返し議論をし、理論構築に向けての準備作業を行った。また、研究協力者等との間で必要な情報交換を行った。
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Research Products
(4 results)