2005 Fiscal Year Annual Research Report
医事訴訟審理の効率的コミュニケーションモデルの構築に向けた比較・実証研究
Project/Area Number |
17330020
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
池田 辰夫 大阪大学, 高等私法研究科, 教授 (50135638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下村 眞美 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (50346128)
藤本 利一 大阪大学, 高等司法研究科, 助教授 (60273869)
出水 順 大阪大学, 高等司法研究科, 特任教授 (80403020)
福井 康太 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (00302282)
仁木 恒夫 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (80284470)
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Keywords | 医療訴訟 / コミュニケーション / 専門訴訟 / 鑑定 / 集中審理 |
Research Abstract |
まず、平成17年11月福岡地方裁判所医療集中部裁判官および医療事件を主として担当される患者側弁護士との共同研究会を実施した。こちらの研究成果を踏まえて、福岡地区で行われている医療事件訴訟実務に関する諸問題につき討議し、意見を交換した。 同様の研究会を、札幌地方裁判所においても実施した。札幌においては、平成17年9月と平成18年2月の2回にわたり共同研究を実施している。 平成18年3月に、我々の研究成果をもとに、大阪大学高度医療教育講座「医療マネジメントセミナー」において、医事紛争処理をテーマに、大阪地裁医療集中部部長判事と共同して、医師資格者に対して講演を行った。 比較法の観点からは、まず、アメリカ法に関して、平成17年9月に、カリフォルニア州立大学ヘイスティングズ校リチャード・マーカス教授に対し、アメリカ合衆国における医療訴訟の状況についてインタビューを行った。 平成18年3月に、大阪大学において、アーカンソー州立大学ロバート・レフラー教授(平成17年度東京大学客員教授)およびワシントン・アンド・リー大学ティモシー・ジョスト教授をお招きし、アメリカの医療訴訟をとりまく諸問題につき、研究会を実施した。 ドイツに関しては、平成18年2月から3月にかけて、ケルン大学およびフライブルク大学において、ドイツの医療訴訟に関連する諸問題につき、文献調査とインタビューを行った。
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Research Products
(1 results)