2008 Fiscal Year Annual Research Report
交渉訓練とパーソナリティ特性:法科大学院での交渉教育のための新手法の開発に向けて
Project/Area Number |
17330023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
FOOTE Daniel H The University of Tokyo, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (10323619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 勝造 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40152136)
飯田 高 成蹊大学, 法学部, 准教授 (70345247)
藤田 政博 政策研究大学院大学, 大学院・政策研究科, 准教授 (60377140)
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Keywords | 基礎法学 / 法社会学 / 民事法学 / 法心理学 / 交渉教育 / シミュレーション / パースナリティ / 交渉スキル |
Research Abstract |
(1)パースナリティと交渉スキルと交渉戦略に関して,続けているシミュレイション実験心理尺度調査,社会調査の最後の研究を行って締めくくりの成果を上げた.教材用のシミュレイション事例,パースナリティ測定用の心理尺度質問群,社会調査質問票結果を,教材の形に仕上げた(『法社会学の新世代』有斐閣,2009年,第13章). (2)上記(1)の成果を受けて,個々人の特性とパーソナリティ特性に即応した法的交渉の訓練・教育法を開発して提示できた。法科大学院における交渉教育のための理論的基礎を提案し、東京大学法科大学院において実施している. (3)本研究の成果を、2009年度Law&Society AssociationのAnnual Meetingにおいて発表することになっている. 成果の具体的内容としては、交渉パフォーマンス測定の項目を確定し、交渉者のパースナリティで交渉パフォーマンスと関連性の存在するものを特定して検証した。競争的達成動機、言語的攻撃性、内的他者意識、心理的負債感、社会的スキル、曖昧さに対する耐性、自己開示の受けやすさ(なごませ因子、共感因子)、自己充実的達成動機と交渉パフォーマンスの諸評価項目との間に有意な相関が検出された(実験室実験及び社会調査)。
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Research Products
(6 results)