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2006 Fiscal Year Annual Research Report

紛争後の貧困と障害者の実態調査

Research Project

Project/Area Number 17330060
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

高崎 善人  筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (00334029)

Keywords国際研究者交流 / カンボディア / 開発経済学 / 貧困 / 障害者 / プログラム評価 / 世帯調査
Research Abstract

本研究の目的は、旧紛争国であるカンボジアを例に、貧困研究において見逃されてきた障害者の実態を明らかにすることであり、大きく2つの研究テーマからなる。第一に、内生性の問題を処理した上で貧困と障害の因果関係を明らかにする。第二に、障害者を対象とした社会プログラムに関して、プログラム参加者のランダム抽出をベースとしたプログラム評価(Randomized Program Evaluation)を行う。テーマ2では、プログラム該当者を母集団とした家計調査をプログラムの前後に実施する。テーマ1では、既存の大標本家計データを分析した上で、上記家計データにプログラム非該当者を加えた一次家計データを用いた分析を行う。今年度は以下の研究を実施した。
1.文献調査〜貧困、紛争、障害に関する広範な文献調査に加え、近年開発経済学において盛んに行われているRandomized Program Evaluationの方法論、応用研究に関する文献調査に重きを置いた。
2.データ分析・論文作成〜既存の家計データを用いて貧困と障害の関係に関する計量分析を行い、論文を作成中である。
3.家計調査準備〜現地研究機関とのヒアリングを実施し、カンボジア経済研究所との間で協力体制を樹立した。カンボジアで活動しているNGOプログラムのサーベイを行い、紛争ならびに地雷による四肢切断者を対象とした職業訓練プログラムを運営している、カンボジア有数のNGOとの間で協力体制を樹立した。また、調査計画の立案、調査標本のデザイン、調査票の素案作りも併せて行った。本調査は、障害者プログラムを対象とした初めてのRandomized Program Evaluationである。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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