Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00238388)
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00232679)
岡田 美弥子 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (30333587)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (60313970)
坂川 裕司 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40301965)
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Research Abstract |
本年度も過年度と同様,概ね研究計画に基づき,研究をおこなった.具体的には,過去2年度における各種調査結果を統合して戦略的パートナーシップに関する理論的枠組の提示を試みるとともに,有効なパートナーシップのあり方に関する理論構築が試みられた.研究成果の統合の過程では,研究メンバー参加によるインテンシブな研究ワークショップを開催し,研究成果の共有およびコラボレーションによる理論的・実践的含意の提供を目指した.なお,これら研究成果を要約した最終的な報告書は,現在,鋭意作成中であり,近日中には完成する予定である.なお,平成19年度においても,研究成果の一部は,たとえば,非営利法人研究学会・第11回全国大会において報告されている(担当:小島・平本). 次頁の「研究発表」に示すとおり,本プロジェクトの研究成果は,平成19年度発表分に限定しても,図書2編,論文8編に及んでいる.たとえば,岩田(2007)においては,グローバルな文脈で研究開発や製品開発活動を行う際に有効となるパートナーシップのあり方が探求されている.また,小島・平本他(2008)においては,戦略的パートナーシップの先駆的な成功事例を2つ取り上げ,詳細な分析を試みることで,戦略的パートナーシップを成功裏に実現するための条件を20の仮説的命題として提示することに成功している. このように,研究メンバーの専門分野におけるこれまでの研究の蓄積を背景として,それぞれ若干異なる関心に基づき多面的に研究に取り組んだ結果,良い意味でバラエティーにとんだ研究アウトプットの産出が可能になったと考えている.
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