2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本企業の国内・中国におけるSCMシステムのモデル化による解析
Project/Area Number |
17330089
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
福島 和伸 城西大学, 経営学部, 教授 (40316675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香村 俊武 城西大学, 経営学部, 教授 (20015556)
大島 卓 城西大学, 経営学部, 教授 (80145804)
張 紀潯 城西大学, 経営学部, 教授 (20227341)
木内 正光 城西大学, 経営学部, 助手 (90383174)
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Keywords | 経営学 / サプライチェーンマネジメント |
Research Abstract |
前年度に引き続き、日本の民生用電子機器メーカーおよび部品メーカーを中心に、日本国内および中国における計6の事業所等を訪問した。本年度の訪問調査目的は、前年度の調査内容を補足するとともに、サプライチェーンのモデル化のための要因を探るべく、より掘り下げた調査を実施した。この調査結果の概要および分析結果については、「城西大学経営紀要」で報告した。また、2006年10月に名古屋で開催された国際学会「The 11^<TH> Annual International Conference Industrial Engineering Theory, Applications & Practice」でも研究結果を発表した。さらに、本年度の調査結果の一部については、「アジアマーケットレビュー」においても公表している。 今までの調査結果をもとに、サプライチェーンマネジメント・システムについて、システムのタイプ別の特徴およびその構築要因を明らかにして、モデル化の検討を行っている。そして、この結果をもとにしてアンケート調査項目を作成し、中国における日系企業を中心としたインタビュー形式でのアンケート調査を開始した。この調査については、中国の大連理工大学の協力を得て実施している。平成19年8月には、この本格的なアンケート調査が完了し、分析結果のまとめを行う計画で進めている。 なお、本年度も、日本、中国の他大学の研究者や日本企業の方々との研究交流・共同研究も積極的に実施し、それぞれの成果を得た。これについては、「The Josai Journal of Business Administration」において、それぞれの研究交流の結果を論文として報告している。 さらに、本研究の一環として、make-to-orderとmake-to-stockの比較に関する数学的解析、情報共有の概念を取入れたプルシステムに関するシミュレーションなどのテーマでも重要な研究成果を得ることができ、それぞれ、現在、学会誌等に投稿中である。
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Research Products
(4 results)