2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本企業の国内・中国におけるSCMシステムのモデル化による解析
Project/Area Number |
17330089
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
福島 和伸 Josai University, 経営学部, 教授 (40316675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香村 俊武 城西大学, 経営学部, 教授 (20015556)
大島 卓 城西大学, 経営学部, 教授 (80145804)
張 紀潯 城西大学, 経営学部, 教授 (20227341)
木内 正光 城西大学, 経営学部, 助教 (90383174)
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Keywords | 経営学 / サプライチェーンマネジメント |
Research Abstract |
本研究課題の最終年度にあたり、前年度までに構想検討および予備調査を進めてきた企業調査を本格的に実施した。そして、この結果分析を通して、モデル化による解析研究のまとめを行った。具体的には、サプライチェーンマネジメントを中心に、中国の大連理工大学管理学院の協力を得て、大連経済技術開発区を中心とした29社の日系企業を訪問し、インタビュー調査を行った。この調査ではジメント、システムに対して、どのような構築要因を重視しているのかを明らかにすることである。 すなわち、研究成果は以下の4点である。第一に、SCMのタイプ別分類にしたがって、構築要因の重要性を定量的に示す構造モデルを作成したこと。第二に、この種の課題を検討するにあたり、主成分分析などの統計的手法を用いた方法論を提示することができたこと。第三に、ここで作成した構造モデルの用途として、今後、個別企業でのSCM評価のためのコンサルテーション・ツールとしての利用可能性を示すことができたこと。第四に、本研究調査の副次的な成果として、急速に変化しつある中国における日系企業の経営環境に対して、どのように対応し、変化に適応していくのか、その実態を見ることができたこと。 本研究の成果については、一部、国内の学会誌に論文を投稿し、すでに掲載されているが、研究成果の最も中心的な内容については、現在、国際学会誌(英文)に論文を投稿中であり、そこでの発表に期待している。
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