2005 Fiscal Year Annual Research Report
戦略的成果指向型政府マネジメントを実現する財務管理データベースの開発研究
Project/Area Number |
17330105
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小林 麻理 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50248978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 壽雄 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60367183)
後 千代 愛知大学, 経営学部, 助教授 (50269669)
林 昌彦 兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (40248159)
武藤 篤生 東京富士大学, 経営学部, 助教授 (70262235)
田畑 智章 東京富士大学, 経営学部, 助教授 (00329103)
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Keywords | 管理会計 / 経営情報 / 経営財務 / 経営管理 / 情報システム / データベース |
Research Abstract |
2005年度は日本の地方自治体および独立行政法人の先進的成果指向マネジメント・システムの事例研究をまず行い、ベスト・プラクティスの現状と課題発掘を行った。具体的な検討事例は次の項目である。練馬区の業績経営の現状と課題、東海市における政策マーケティング手法を用いた政策指標作り並びにその運用状況、独立行政法人における業績評価と運営(独立行政法人国際協力機構の事例)、岩手県庁における資源マネジメントの現状と課題、地方自治体の業績測定の現状、いわて型ERP実現可能性調査の結果およびその後の行政情報化の方向、北上市における戦略的行政経営への転換の取り組みEA : Enterprise Architectureの概要と公共分野への適用事例、自治体業績評価システムに関するアンケート調査分析結果の検討、静岡県業務棚卸システムの現状と課題。 これらの事例研究による成果指向型政府マネジメントの設計の基礎となるフレームワークはGPPモデルによる財務資源、人的資源、物的資源、情報資源のマネジメントとそれらを統合する結果重視のマネジメント・システムであるため、GPPおよび2002年GPPによる調査結果について検討した。海外の先進事例について研究分担者が個別に文献サーベイを行うとともに、米国地方政府の先進事例であるオレゴン州ポートランド市を調査し、情報収集を行った。Office of Management and Budgetの予算部門にインタビューを行い予算システムと業績評価情報のフィードバック、連携システム、ITの活用の現状を把握した。併せてポートランド州立大学ハットフィールドスクールのMorgan教授によるPublic Budgeting System Classにおいて日米の予算システムの相違および戦略、計画と業績評価のリンケージについてディスカッションを行い、検討を深めた。
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Research Products
(6 results)