2005 Fiscal Year Annual Research Report
行為の記述・推測・判断における文化的要因:国際比較と国内変動の総合的研究
Project/Area Number |
17330137
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Research Institution | Seisen Jogakuin College |
Principal Investigator |
東 洋 清泉女学院大学, 人間学部, 教授 (60012548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏木 恵子 文教学院大学, 人間学部, 教授 (10086324)
中澤 保生 清泉女学院大学, 人間学部, 教授 (30227772)
柿沼 美紀 日本獣医畜産大学, 獣医学部, 教授 (00328882)
上村 佳世子 文教学院大学, 人間学部, 教授 (70213395)
宮下 孝広 白百合女子大学, 文学部, 教授 (00190778)
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Keywords | 文化的スクリプト / 日中米比較 / 目標の置き方 / 主要トピック / 分配の公正性 / 重要項目判断 |
Research Abstract |
研究経過 本研究では主に国内変動の調査チームと国際比較の調査チームに分かれて,進めることとなった.国内変動調査チームは「母子のやりとり」を手がかりに調査をすすめ,これまでの研究成果を2004年6月にオスロで行なわれた国際心理学会で発表した. 国際比較の調査チームは,「公正分配」「10年後の記述」「努力したことの記述」「人物の記述」の4課題を手がかりに,日中米比較研究を目的とした. まず,先行して行なってきた日中比較については,調査データの分析を行い,2006年2月に中国側の研究協力者を交えて,分析の方法と結果の解釈についての討論を行なった.以上のことを踏まえて,2006年3月に行なわれた発達心理学会においてシンポジウム「行為・出来事の記述における文化的バイアスの形成」を開催し,結果の中間発表と議論を行なった. また,3カ国比較を行なうため,アメリカにおいて日中と同じ調査を行なう必要があったため,2005年10月にアメリカを訪問し,調査についての協力依頼をとりつけ打ち合わせを行なった.その後12月から1月にかけてアメリカの大学生を対象とし,質問紙調査を実施した.現在調査の結果の分析を行なっている.
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Research Products
(1 results)