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2006 Fiscal Year Annual Research Report

フリーターのキャリア自立に関する心理学的研究

Research Project

Project/Area Number 17330140
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

白井 利明  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00171033)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川崎 友嗣  関西大学, 社会学部, 教授 (10298838)
若松 養亮  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (50273389)
安達 智子  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (40318746)
Keywords教育系心理学 / フリーター / キャリア発達 / 時間的展望 / 自立 / 大人への移行 / キャリア支援 / 青年期
Research Abstract

今年度は、キャリア自立プロセスモデルの仮説を立てて、その検証を行うための調査を実施した。
まず、昨年度のフリーター支援機関(ジョブカフェ)でのアドバイザーらからのヒアリング調査の結果を分析した。その結果、自立には外的キャリアの自立と内的キャリアの自立の両方が必要であること、将来展望、家族とのコミュニケーションの有無や大人のかかわり方が鍵となることなどが示された。大卒者は高卒者と比べて本人の意思決定の比重が大きいことも確認できた。これらをまとめてキャリア自立プロセスモデルを作成した。
次に、キャリア自立プロセスモデルを仮説として、それを検証するために質問紙調査を企画した。大卒者で卒業直後にフリーターの経験のある者とない者を半数ずつ抽出し、23歳から39歳までの男女8000名以上に調査を依頼した。具体的には、大学卒業者及び短期大学卒業者に限定したうえで、卒業後3年以内に3ヵ月以上の非正規雇用経験のある者とない者を採取した。そして、23〜25歳・26〜29歳・30〜34歳・35〜39歳の4つに男女をかけあわせて群をつくり、それぞれの群に500人以上を集めることとした。その際、調査の精度を高めるために調査会社に委託した。質問内容は、フェイスシート、キャリア自立、時間的展望、価値観に関係する項目から成り立っていた。
来年度は分析を行う計画であり、疑似縦断研究およびCCTによるキャリア発達理論の再構築(具体的にはSCTとからませる、個人と環境との相互作用をみる)などを考えている。分析はSPSSを使用する。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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